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記事全文を読む→もう限界だ!広島カープがいよいよマツダスタジアム改修に動く「暑すぎる夏の急失速を阻止せよ」
広島カープがマツダスタジアムのブルペンを、完全な室内仕様に改修する。空調を備えた環境に変え、救援投手が夏場に余計な消耗をしないようにするための工事だ。
きっかけは赤ヘル選手会からの要望で、今季まで選手会長を務めた堂林翔太が、球団の対応に感謝の言葉を寄せている。
このブルペン改修は、球場全体で進んでいる暑さ対策の一部でもある。今オフはブルペンとダグアウトの空調設備の更新に約7370万円が投じられ、スタンドの照明はLEDに切り替えられる。内野グラウンドの排水機能にも手が入り、突然の豪雨に対応しやすくなる。
近年の広島の夏は、もはや「暑い」というひと言では片づけられない状況になっている。試合前の練習時間帯に熱中症警戒アラートが出る日があり、半屋外だったこれまでのブルペンは、登板を控える投手にとって厳しい環境だった。座っているだけで汗が噴き出し、コンディションを整えること自体が難しくなるという。
その影響は数字にも表れている。今季の広島の救援陣は防御率2.76でリーグ4位だったが、夏場にかけては調整の難しさを口にする投手が少なくなかった。チーム全体の防御率は最終的に3.20で、リーグ5位に終わっている。
こうした夏場の負担増は、1軍だけの話ではない。2軍の由宇練習場に目を向けると、その不便さはより。拠点は山口県岩国市で、寮のある広島県廿日市市大野から、バスでおよそ40分。通いの選手はいったん寮に立ち寄ってから球場へ向かうため、移動だけでかなりの時間を取られる。
ビジターの選手がこの球場を「最後の秘境」と呼ぶのも無理はない。新幹線と在来線を乗り継ぎ、さらにバスでようやく辿り着く立地にある上、ファウルゾーンが広い。普通ならスタンドに入るような打球でもアウトになりやすく、打率に影響が出る。そこに真夏の強烈な暑さが襲いかかる。
今季の広島ファームはウエスタンリーグ5位。1軍と違い数字が全てではないが、日々の練習環境が選手の成長に影響するのは確かだ。1軍も2軍も「暑さ」と「移動」という負担を抱えながら戦ってきたのが、これまでのカープなのである。
「2年連続で後半に失速しているのだから、できる猛暑対策は全てやってほしい」
「1軍だけでなく、過酷なファームの環境にもテコ入れを」
カープファンはこうした声を上げているが、戦力や采配だけでなく、選手が力を発揮できる環境そのものを見直すべきだという意識の表れだ。
マツダスタジアムが誕生した当時、ここまでの酷暑が当たり前になるとは、誰も想定していなかっただろう。だが現実には、真夏のスタンドは空席が目立ち、シーズン後半に失速する年が続いてきた。
今回の改修は、優勝を目指すチームとして環境を整える一歩になる。選手が力を出し切れる条件を用意することは、球団の責任でもある。
(ケン高田)
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