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記事全文を読む→岩田康誠「栗東⇒美浦を活動拠点に」騎乗馬ホイホイ作戦の「手ごたえ」
栗東所属の岩田康誠騎手が1月21日、美浦滞在を開始した。期間は約1カ月で、2月22日まで活動拠点を置く。
滞在開始日には1月25日のAJCC(GⅡ、中山・芝2200メートル)に出走するノースブリッジ(牡8、奥村武厩舎)の最終追いに騎乗。4馬身先行する僚馬ホウオウプレミア(牡7・2勝クラス)を追走し、馬なりのまま併入した。時計は6F83秒2~1F11秒5。上々の気配に岩田はニコニコ顔だ。
「レース当週なので無理せずに行ったけど、ゴール板を過ぎてもまだ伸びて余裕がありました。衰えは感じません」
脚部不安明けの一戦を叩いて、臨戦態勢は万全。本番での走りが楽しみだ。
今週は1月24日こそ京都での騎乗だが、翌日以降は関東を主戦場とすることになっている。その理由は、ホウオウビスケッツなどとのコンビで重賞4勝を挙げてきた奥村武調教師に以前から声をかけられ、それをいつか実行したいと思っていたからだ。岩田はこう言う。
「美浦でも馬に乗るということは変わりませんし、奥村武厩舎だけでなく、積極的に新しいつながりを築ければいいなと思っています」
西の騎手の美浦滞在といえば、昨春の今村聖奈を思い浮かべるが、彼女の場合は武居亮厩舎を中心に新しいつながりを築いて、スランプから脱出することができた。岩田もこの滞在で数多くの厩舎と関係を深め、騎乗馬の幅を広げたと思っていることだろう。そうなれば、大レースでの飛躍が望めそうだ。
というのも、美浦は2019年以降、新坂路コースを作るなどの大規模改造によって、栗東との格差がほとんどなくなったからだ。「西高東低」と言われた平成時代とは比べることができないほど、厩舎関係者の士気は高まっている。ノーザンファームの有力馬を美浦に預けることも多くなってきた。
さらに言えば、西に比べて東は騎手の層が薄いため、騎乗機会は確実に増えていきそうだ。岩田のエージェントを担当する小原靖博氏は美浦の有力エージェントとしっかりコンタクトを取っていると聞くから、抜かりはないだろう。ちなみに岩田は同じ地方競馬出身の戸崎圭太と仲がいい。美浦での生活を送る上で、強い味方となってくれそうだ。
なお、関西に戻っても、騎乗馬のスケジュールに合わせて栗東と美浦を往復する予定だという。岩田にとって、今年は大忙しの大事なシーズンとなりそうだ。では、グッドラック!
(兜志郎/競馬ライター)
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