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記事全文を読む→【渋谷発】若者VSおじさん「40歳以上入店禁止の居酒屋」が関西に飛び火した「立ち飲み文化の常識」トラブル激突
当然ながら物議を醸すことになった、なんとも珍しい酒場入店システムがある。東京・渋谷の居酒屋チェーン「それゆけ!鶏ヤロー!」渋谷店が打ち出した「20~39歳限定」「アンダー40専門店」という異例の年齢制限がそれだ。
飲食店の年齢制限は、未成年の飲酒防止など「下限」が常識だが、まさかの「上限設定」。海外メディアまで取り上げる事態となり、大炎上。日本の居酒屋文化の「変質」を象徴する出来事として、クローズアップされることになった。
店側はあくまで「お願いベース」のソフトな入店制限だと説明するが、その本音は客層トラブルにあるとみられる。低価格で騒げる店作りが若者にウケる一方、年配客からは「うるさい」「若い客のノリについていけない」といった苦情が噴出。逆に若い客からは「年上客の視線やカラミが気になる」といった声が上がっていた。
こうした動きに対し「もっとやってほしい」という声が広がっているのが関西だ。背景にあるのは平成レトロブーム。関西には昭和・平成の雰囲気を残す立ち飲み屋や大衆酒場が数多くあり、若い女性を中心に「エモい」「映える」と再評価されている。週末ともなれば、若者でにぎわう光景があちこちで広がるのだ。
ただし、現場では「想定外の客層トラブル」が起きている。大阪ミナミ周辺の立ち飲み屋に通う20代女性が打ち明ける。
「友達とレトロな雰囲気を楽しみに行ってるだけなのに、必ずと言っていいほど、おじさんに声をかけられる。軽い世間話ならまだしも、距離感が近くてナンパっぽい感じになるとキツいです。無断で写真を撮られたこともあります」
そんな経験から、女性客からは「安心して飲める空間がほしい」「雰囲気を楽しみたいだけなのに、絡まれる前提なのが嫌」といった不満は根強い。
ただし、おじさん側にも言い分はあるとして、60代の常連客がブチまけるには、
「立ち飲み屋って、知らん人同士で話すのが醍醐味やろ。ちょっと声かけただけでナンパ扱いされるのは心外。若い子が撮影とかし出すと、こっちは顔写るかもしれんし、迷惑なこともある」
若者にとっては「絡まれたくない場所」、おじさんにとっては「交流の場」。同じ店でも、世代によって「常識」がまったく違うのが実情だ。
東京発の年齢制限居酒屋の波は、関西の立ち飲みシーンにも飛び火するのか。若者が求める「安心して飲めんで騒げる空間」と、おじさん世代が守ってきた「誰でもウェルカム」の文化。そのせめぎ合いは、平成レトロブームで客層が若返った今、いよいよ無視できない問題になりつつある。
(カワノアユミ)
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