社会
Posted on 2024年11月20日 05:59

沖縄・那覇「夜の観光産業」に「深刻異変」せんべろ居酒屋に駆逐されたホステスの嘆き

2024年11月20日 05:59

 円安の影響で海外旅行より国内旅行を選ぶ人が増加する中、国内旅行の人気エリアである沖縄県で「異変」が起きている。県内随一の繁華街である那覇市松山のキャバクラ店が、近年まれに見る閑散とした状況に陥っているのだ。

「とにかくお客さんが少ないんです」

 と嘆くのは、とあるホステスだ。

 松山には30店舗以上のキャバクラ店がひしめいており、リゾートアルバイト感覚で、県外から働きに来る女性キャストも多い。しかし、現在はその活気が失われつつあるという。

 この異変の原因について、松山で夜の店の案内を行う男性は、次のように事情を語るのだ。

「いちばんの理由は、沖縄のホテル料金の値上げです。現在、那覇市内のビジネスホテルは1泊1万円から1万5000円が平均価格となっています。コロナが落ち着き始めた頃はまだ手頃な料金で、出張中のサラリーマンが経費で松山に遊びに来ることが多かった。ところが料金高騰により、会社経費が夜の遊びに回らなくなった企業が増えているのです」

 その結果、以前は接待や個人出張で利用されることが多かったキャバクラ店に、出張客の足が遠のいているというのだ。いや、理由はそれだけではなかった。この男性が続けて言う。

「せんべろ系居酒屋の人気上昇も一因なのではないかと思っています。この数年で沖縄には、せんべろ系居酒屋が一気に急増しました。3杯で1000円程度という激安価格が観光客に大人気です。そのため、県内在住の男性客もせんべろ居酒屋に集まり、観光客をナンパするケースが増えている。以前は内地から来た女性が働くキャバクラ店が地元男性の間で人気でしたが、最近はせんべろで安く女性と知り合えることもあり、足を運ぶ若者が減っていますね」

 せんべろ文化の定着とホテル料金の高騰が、那覇の繁華街を苦境に立たせているとは…。かつて観光客や出張者で賑わった松山の夜は今や、静けさを増すばかりだ。沖縄の夜の観光産業は、この新たな時代の波にどう対応していくのか。早急にその答えを出すことが求められている。

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    エンタメ
    2026年03月08日 08:00

    最近のカルチャーシーンにドーンと鎮座するものに「昭和レトロ」がある。とりわけ主婦層の間では昭和歌謡や復刻家電、駄菓子風スイーツなどがSNSで大きな話題となり、「推し活」の一環としてグッズを集める動きが拡大している。しかし同じ「昭和回帰」でも...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    社会
    2026年03月09日 06:45

    例年よりも早い桜の便りが届いている、2026年の初春。東京では上野恩賜公園や代々木公園といった有名花見スポットは、記録的な円安で押し寄せたインバウンド客と、宴会制限が完全に撤廃された解放感に浸る日本人で、まさに足の踏み場もないカオス状態が予...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    社会
    2026年03月11日 06:45

    スマホの通知に追われる日常から、少し距離を置く。そんな「デジタルデトックス」では、若者が編み物や日記、フィルムカメラといったアナログ趣味にハマるケースが報告されているが、この流れは中年層にもじわじわと波及している。その背景にあるのは、仕事で...

    記事全文を読む→
    注目キーワード

    人気記事

    1. 1
    2. 2
    3. 3
    4. 4
    5. 5
    6. 6
    7. 7
    8. 8
    9. 9
    10. 10
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/3/10発売
    ■550円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク