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Posted on 2026年02月28日 07:45

【侍ジャパン】投手陣に降りかかる日本球界との違い!「WBC球」だけじゃない「メジャー流の洗礼」2つのシステムとは

2026年02月28日 07:45

 3月5日のWBC開幕を前にチームの仕上げも最終段階に入っている井端弘和監督率いる侍ジャパン。投手陣にとって急務となるのが、WBC球への適応であるという。

 山本由伸や菊池雄星らのメジャー勢、宮城大弥や大勢ら前回大会経験組とは違い、種市篤暉や金丸夢斗ら初参加勢にとってはまずは最初の難関と言えるだろう。WBCで使用されるのはMLB公式球で、NPB公式球とは少しばかり勝手が違う。

「ボールとしての規格はほんのわずかしか違わず、WBC球はNPB公式球よりも演習が6ミリ大きく、7グラム重くなります。ですがそのわずかな差が、投手にとって重大な投球感覚の違いに直結するといいます。またNPB公式球よりも滑りやすく、ボールの縫い目も高いため、変化球の曲がり幅などが変わってしまったりもするんです」(MLBライター)

 このボールの問題は日本人投手がメジャー挑戦する際にもよく取り沙汰されるが、さらに新しい投球に関するルールも、今大会から正式導入された。それが「ピッチクロック」だ。

 ピッチクロックとは、投手がボールを受け取ってから、走者がいなければ15秒以内に、走者がいれば18秒以内に投球動作に入らなければいけない、とするもの。これを超過した場合、打者にカウント1ボールが与えられる。試合時間の短縮を目指し、23年の前回WBC後にメジャーでも採用されていた。

 このピッチクロックの導入に1年先駆けて、サイン盗みの予防とバッテリー間のサイン交換のスムーズ化を目的にMLBで導入されたのが「ピッチコム」だ。これは捕手や投手がリストバンド型等の送信機でボタンを操作すると、帽子に内蔵された受信機から球種やコースが音声で伝わる無線通信機だ。簡単に言えば、捕手がボタンを押すと、ピッチャーに音声で「内角高め、ストレート」や「外角にスライダー」という風にサインが伝わる、という具合だ。このピッチコムも、今回のWBCから採用されている。

「何も送信機を捕手側だけが持つわけでなく、例えば大谷翔平は投手出場する際に自分が送信機を装着し、みずからサインを出すことも多く、投手主導の活用もできる。今回、侍ジャパンがそこまでするかは不明ですが、いずれにしても慣れが必要です。でないと、ピッチコムの操作に手間取ってピッチクロックに引っかかる、ということになるかもしれませんから」(MLBライター)

 すべてに順応して、再び世界一の座に返り咲くことをファンは期待している。

(稲田健市)

週刊誌や大手ニュースサイト等で広く活動するフリー歴10年の中堅ライター。得意ジャンルは野球を中心としたスポーツ記事とテレビ・ネット業界関連記事。

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