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記事全文を読む→WBCテレビ地上波放送なしで脚光を浴びる「ラジオ受信機」と「radiko」アナウンサー絶叫の実況中継はコレで十分だ!
ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)がついに開幕した。本戦のテレビ地上波放送なしで、Netflixが独占中継。その環境下で、思わぬメディアが脚光を浴びている。それがラジオだ。
ニッポン放送(AM1242kHz、FM93.0MHz)をキーステーションとする全国30局のネットワークが、日本が初戦に挑む3月6日から「ショウアップナイタースペシャル 2026 WORLD BASEBALL CLASSIC」を放送。侍ジャパンの全試合を実況生中継する。さらに準々決勝、準決勝、決勝の3試合は、文化放送も中継を予定している。
テレビ中継なしにガッカリし、さりとてWBCのためにNetflixに加入するつもりもない野球ファンは喜びの声を上げた。
「今回のWBCはラジオ一択」
「Radikoで無料で聴ける」
「テレビ中継がなくてもどうにかなりそう」
ネット全盛の時代に、まさかラジオが救世主になるとは…。予想外の展開だが、それではラジオ派が選ぶのは「radiko」か「ラジオ受信機」か。
radikoはスマートフォンやPCで使えるラジオアプリで、ネット回線さえあればどこでも聴取できる。無料で地元局が聴け、月額385円のプレミアム会員なら全国の局にアクセスできる。利便性は申し分ない。
ところがスポーツ観戦においては、見逃せない「弱点」がある。「タイムラグ」だ。
radikoはインターネット経由で音声を届けるため、放送局からの音声データを圧縮(エンコード)してサーバーへ送り、ユーザーの端末で展開(デコード)する工程を経る。さらに通信が途切れないよう、一定量のデータを先読みしてから再生する「バッファ処理」も行われる。これが音質や安定性を担保する一方で、リアルタイム性を犠牲にする。結果としてradikoの配信は、実際の放送より30秒から2分ほど遅延するのだ。
周囲に受信機でリアルタイム聴取している人がいれば、歓声が上がった瞬間に「え、何が起きたの?」と置いてきぼりを食らう。SNSやネット速報でプレーの結果を先に知ってしまうリスクは高い。興奮を共有するはずのWBC観戦が、逆にストレスになりかねないとすれば…。
その点、ラジオ受信機は実用上、遅延はほぼゼロだ。電波を直接受信するため、実況がそのまま耳に届く。ポケットラジオはAmazonなどで、2000円前後で入手できる。
ただし、どうせ買うなら「ワイドFM対応機種」を強く勧める。ニッポン放送はAM1242kHzとFM93.0MHzの両方で聴くことができるが、AMは電波状況によってノイズが混じりやすいのに対し、ワイドFM(FM補完放送)は高音質でクリアに聴こえる。実況の臨場感がまるで違うのだ。
ワイドFM対応機種は5000円前後から購入可能。WBCの全試合を存分に楽しむための必要経費と考えれば、決して高くない買い物だ。
さらにラジオ受信機のもうひとつの強みは、電池駆動でも使えること。スマートフォンのバッテリーを気にせず、延長戦が続く試合でも最後まで安心して聴き続けられる。
映像がない分、想像力が膨らむのがラジオの醍醐味だ。アナウンサーの絶叫だけで、スタンドの空気を全身で感じられる。そんな野球観戦の原点が、2026年に戻ってきた。
(ケン高田)
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