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記事全文を読む→佐藤誠「取調室の裏側」〈警察学校「教場」は「洗脳」の場。二度と輩出したくない人物は俺〉
警察学校を舞台にした人気ドラマ「教場」の劇場版「教場 Requiem」(東宝)が公開中だ。主演の木村拓哉は神奈川県警捜査一課の元刑事で、教官・風間公親を演じている。物語の中で風間は警察学校について、
「優秀な警察官を育てるための機関ではなく、適性のない人間をふるい落とす場である」
という信念を貫く。冷酷無比な態度で接し、不適正な生徒には容赦なく退校届を突きつける役柄で、実に生々しく描かれていた。
青山学院大学卒業後、俺が警察官に就職したのは83年。当時、東京都・中野区の警察学校に入校し、大卒は6カ月、高卒・短大卒は10カ月にわたり「教場(クラス)」で生活を送った。
授業では法律知識、現場での実務、護身・逮捕術などを学ぶ。「学校」と呼ばれるが、生徒を教育して能力を伸ばすことはしない。風間の言葉は真実である。
主に警部補の担任教官と、主に巡査部長の指導員の助教が各教場を受け持つ。生徒を厳しく締めつけるのは助教の役目。部屋の中にあるゴミ箱にゴミを捨てて部屋を出れば、「汚い‼」と怒鳴られる。畳んだ布団にシワがあると外に放り出され、革靴に少しでも泥が付着していれば、革靴で運動場10周の罰走を命じられた。
教官たちは単にいじめているわけではない。理不尽な仕打ちで徹底して追い込み、横暴な態度を取ることで、見極めたいのは生徒の「性格」だ。
国家権力を与えて、拳銃を握らせていい人物なのかも重要だが、警察組織は階級制度に基づく強固な縦社会。上司の命令には絶対服従だと、警察の「DNA」を体に叩き込ませる、一種の「洗脳」が目的だ。組織の歯車に徹するために協調性や社会性が求められ、反抗心が捨てられない生徒は不適格となる。
退官後、組織に公然と刃向かう「佐藤誠」のような存在は、二度と生み出したくないのが警察の本音だ。
俺の同期は3人が道半ばで学校を去った。高卒組と大卒組では、退校者は大卒のほうが多い。人間形成が出来上がっている分、軍隊のような厳しい指導がバカらしく思えるからだ。高卒は素直なので従順で、若いから耐えられる。
もっともこれは当時の話、現在ではもっと緩くなっているだろう。25年に全国で懲戒処分を受けた警察官と警察職員は337人。過去10年で最多を記録したのがその証左ではないか。適性を見抜けなかった教官の責任は極めて重い。
2月にも、神奈川県警が約2700件もの不適切な交通違反の取締りを行ったことが発覚した。警察学校がまったく機能していない証拠である。県警の幹部と教官は今すぐに「教場」を観て猛省し、警察官のあり方と心得を肝に銘じるべきだ。物語の舞台が神奈川県の警察学校なのは、皮肉としか思えないが‥‥。
佐藤誠(さとう・まこと)警視庁捜査一課殺人犯捜査第一係、通称「サツイチ」の元取調官。1983年、警視庁入庁。2004年に捜査一課に配属。『伝説の落とし屋』と呼ばれる。「木原事件」で木原誠二氏の妻・X子さんの取調べを担当。2022年に退官。
佐藤誠の相談室
https://satomakoto.jp/
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