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記事全文を読む→WBCベネズエラに力負け…侍ジャパンに立ちはだかる「監督の低年俸」問題と搾取される「不平等契約」
日本野球の非常事態だ。侍ジャパンがワールド・ベースボール・クラシック(WBC)準々決勝でベネズエラに5-8で力負け。6大会連続出場の日本にとって、4強入りを逃したのは初めてのことだ。
大谷翔平が「優勝以外は全て失敗」とコメントすれば、一夜明けると井端弘和監督が退任を示唆。
今後、最も難航しそうなのが、次期監督選びだ。
「今回も松井秀喜氏やイチロー氏ら大看板を筆頭に、勝てる監督の工藤公康氏などにフラれまくったあげく、井端監督の招聘となりました」(WBC担当記者)
大きな問題となるのは、プロ野球12球団の監督の大半が1億円以上、あるいは1億円に近い年俸契約なのだが、
「WBC監督は事実上の名誉職。これまでも出場した場合には1000万円ほどの報酬が出ていますが、年間でいけば12球団の監督には遠く及ばない」(WBC担当記者)
井端監督は「忙しいだけだよ」とボヤくことがあったという。
そもそもWBCのスタートは、アメリカでの野球人気の低迷打破が大きな理由だ。前回大会では日本のテレビ視聴者数が5400万人というデータがあるが、アメリカではわずか500万人程度だった。
今年、サッカーW杯が3カ国共催(アメリカ、メキシコ、カナダ)で開かれる。あのメッシなど、スーパースター級の選手が国内リーグで活躍中だ。
「アメリカンフットボールやバスケットボールなどと比較しても、野球人気は決して高いとはいえません」(現地記者)
日本にとってはアメリカによる「不平等契約」も頭痛のタネだ。WBCは主催者側(MLB機構、MLB選手会)が一括管理している。
「国際大会という看板を掲げるなら、サッカーのように代表チームにも商品化権を与えるべきなのですが、そのほとんどがMLB側の懐に入る。毎回、30億円近い商品化権の収入の多くは、大谷グッズを筆頭にした日本選手によるものです」(スポーツ紙デスク)
日本プロ野球選手会は、第1回大会直後からからこの不平等契約に異議を唱えているが、改善されていない。今大会も30社以上がライセンス契約を結んでおり、そのほとんどが日本企業だ。
WBC4強入りを逃したことで、日本は2028年ロサンゼルス五輪の出場権がまだない。今後の代表活動にも「挑戦したい」とコメントした大谷だが、今後は茨の道しかみえてこない。
(小田龍司)
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