スポーツ
Posted on 2026年03月27日 06:30

3場所連続V逸「金星配給王」恥ずかしい横綱2人「豊昇龍と大の里」を平幕力士がまるで怖がらなくなった「相撲界の悲哀と変貌」

2026年03月27日 06:30

 霧島の3度目の優勝で終わった春場所だが、優勝が義務付けられている横綱のV逸は、これで3場所連続となった。その主な要因として指摘されているのが、格下力士への取りこぼしの多さである。
 豊昇龍は中日までに2個の金星を与え、横綱在位7場所でなんと、15個を配給している。大の里も休場するまでの3日間で2つも与え、横綱5場所目で11個目となった。2人とも1場所平均2個を突破。これは異常な多さというべきだろう。

 過去の横綱と比較しても、金星配給の数は突出している。元横綱・大乃国の芝田山親方は春場所中、次のように言及していた。
「今は下から当たる力士(平幕)の中で、横綱や大関に怖さを感じている力士が誰もいない。昔は挑戦する立場の力士はかなわない、とにかく真正面から当たっていこうという思いだった。今は番付に関係なく『勝てるかもしれない』という気持ちを持たせてしまっている」

 土俵の頂点に君臨する横綱が絶対的な強さを失い、平幕力士は「金星獲得の大チャンス」とばかりに「ひょっとしたら」のモチベーションで勝負に臨む。体力や技術以上に精神面がモノをいう大相撲において、横綱の優位性は完全に失われている。相撲ライターが言う。
「相撲界は最も封建的な社会と言われます。しかし、千代の富士が健在だった頃の暴力的なやり方は通用しない。その意味では今後、安青錦がいい例になると思います。もし安青錦が成功して横綱になれたら、相撲界もだいぶ変わるのではないでしょうか」

 横綱の地位と威厳の行方、そして相撲界の将来を左右するのは「ウクライナの怪人」なのだった。

(蓮見茂)

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