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記事全文を読む→京都・南丹市「小6男児行方不明」事件の不気味な展開…年間1000人の子供が消える日本の「死角」
京都府南丹市の静かな別荘地に、ヘリの爆音が響き渡っている。3月23日、卒業式に向かったはずの小学6年生、安達結希くんが忽然と姿を消してから、2週間以上が経過した。
捜索済みのはずの山中から「濡れても汚れてもいない黄色いリュック」が発見されるという、不気味な新展開を迎えたこの事件。警察は科捜研を投入し、自宅周辺の空き別荘を徹底捜索しているが、まだ進展はみられない。
警察庁が発表した2024年の統計によれば、9歳以下の行方不明者はなんと、1035人に達したとの驚くべきデータがある。防犯カメラやGPSが普及した現代で、なぜこれほどまでに多くの子供が消えているのか。その理由を子供絡みの犯罪に詳しい専門家は、
「防犯ブザーという心理的盲点がある」
と指摘して、次のように語るのだ。
「小学校入学時、子供たちにはそれぞれ防犯ブザーが渡されますが、いくらランドセルにブザーをつけていても、そこは子供のこと。いざ恐怖に直面した時、体は硬直して声すら出せなくなる。そのため、実際に鳴らせる子はほどんどいません。犯人はその空白の数秒を見込んで、犯行に及んでいるようなんです」
黒いワンボックスカーや臓器売買グループまでが登場
とはいえ、リスクを冒してまで子供を連れ去る輩の目的は、いったい何なのか。この専門家が続ける。
「理由は様々ですが、今回の事件はその不可解さから『怪しい男が乗った黒いワンボックスカーを見た』『臓器売買目的の外国人グループが連れ去ったのではないか』等々、真偽不明のSNS投稿が拡散しています。確かに結希くんの乗車記録もカメラ映像もないことから、まるで最初から映らないルートを熟知していたように思えます。ただ、人間は不安が極限に達すると『見えない敵』を作りたがりますからね。そうした不用意な思い込みや実態のない噂が、現場の捜査を混乱させている」
昔から、日本では親や教師らが子供に対し「知らない人について行ってはいけないよ」という教育を施してきた。しかし、今はそれだけでは足りないという。
「優しそうな女性や近所の知人であっても、『人けのない場所』に誘われたらとにかく逃げる、という習慣を身につけておくこと。人ではなく、まずは『場所』で判断する防犯意識が命運を分けるということを、小さい頃からきちんと教え込んでおくことが必要です」(教育評論家)
結希くんのリュックを置いた「誰か」の意図は何なのか。日本中で静かに進行する「年間1000人の神隠し」の連鎖を断ち切るカギは、我々の日常に潜む「無関心」という名の死角を消し去ること以外にないのである。
(灯倫太郎)
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