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記事全文を読む→サンスポ水戸正晴の「絶対万券」論〈アランカールが頂点に立つ〉
高松宮記念、大阪杯と続いた春のGⅠシリーズは3週目。今週は牝馬クラシック第1弾として桜花賞が阪神で行われる。
スタミナ以上にスピードが問われるため、繁殖入りしてからの価値、評価はオークス馬よりも桜花賞馬のほうが高いとされている(もちろん、両GⅠを制するようだと、さらに評価は高くなる)。
それだけに、桜花賞に臨むオーナー、生産者をはじめとしたホースマンたちの意気込みはすごい。今年もフルゲート必至で、まさに見応え満点の桜の舞台と言っていい。
まずは、データから傾向を探ってみよう。
03年に馬単が導入されて以降、これまでの23年間、その馬単での万馬券は4回(馬連では2回)。この間、1番人気馬は5勝(2着7回)、2番人気馬は9勝(2着5回)。1、2番人気馬によるワンツー決着は8回もある。特に2番人気馬の好走が目立ち、半数以上で1、2番人気のいずれかが勝利しており、牝馬同士のレースにしては比較的堅い、本命サイドに近い競馬と言ってよさそうだ。
それでは今年の顔ぶれを見てみよう。
昨年の阪神JFを制した2歳女王のスターアニスを筆頭に、トライアル組はチューリップ賞の2〜3着馬ナムラコスモス、アランカール(母はオークス馬のシンハライト)、フィリーズレビューの2~3着馬サンアントワーヌ、アイニードユー、アネモネSの1~2着馬ディアダイヤモンド、ルールザウェイヴ。
また、重賞勝ちの実績があるドリームコア(クイーンC。母はヴィクトリアMを制したノームコア)、フェスティバルヒル(ファンタジーS)、ブラックチャリス( フェアリーS)のほか、伏兵陣も多彩という豪華版。有力どころの力量に大きな開きはなさそうで、目移りして困るほどだ。
悩むところだが、最も期待を寄せたいのは上位人気の一角、アランカールだ。
新馬―野路菊Sを連勝。その時点で高い評価が与えられた馬。母がオークス馬であることを思えば当然である。しかし、続く3戦目の阪神JFでは、1番人気を裏切って5着に敗れた。そして、ひと息入った前走のチューリップ賞も1番人気に支持されたものの3着だった。やや繊細な面があり、あと一歩が効かないのだろう。
それでも、この中間は至って順調。短期放牧でリフレッシュされ、しっかりと調整されてきている。
厩舎スタッフも「カイバ食いも悪くないし、体重減りもない。稽古の感じも悪くなく、力を出し切れれば‥‥と思っている」と、口をそろえるほどだ。
であれば力は確かな馬だけに、この舞台でも十分にやれてよく、頂点に立っても不思議はない。
穴馬候補の1番手として挙げたいのは、サンアントワーヌだ。
それほど人気にならないと思えるのは、連対した3戦すべてが1400メートルだったように7ハロン戦を得意としており、マイルは少し長いとみられているからだ。実際、マイル戦は④⑤着で、完敗と言っていい。
しかし、前走のフィリーズレビュー(芝1400メートル)は脚を余した格好で、距離が延びての不安を抱かせるものではなかった。
父ドレフォンは短距離馬だが、母の父ハービンジャーはキングジョージ6世&クイーンエリザベスS(芝2400メートル)を勝つなど、長距離に実績があったほど。少なくともマイルは十分こなせるはずだ。しかも活躍馬が多くいる血筋の出。軽視は禁物である。
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