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Posted on 2026年04月02日 10:00

サンスポ水戸正晴の「絶対万券」論〈エコロヴァルツが勝ち負け〉

2026年04月02日 10:00

 高松宮記念に始まった春のGⅠシリーズは2週目。今週、阪神で行われる大阪杯は、スピードと持続力、この2つが問われる芝2000メートルの中距離戦で、17年にGⅠへ昇格してから今年で10年目の節目を迎える。

 GⅡ時代はネオユニヴァース、ダイワスカーレット、オルフェーヴル、キズナなどが勝利を収め、17年以降でもキタサンブラック、スワーヴリチャード、ラッキーライラック、そして昨年、史上初の大阪杯連覇を成し遂げたベラジオオペラなど、一線級がズラリ。まさに、能力確かな実力馬によるGⅠ戦と言っていいだろう。

 今年も錚々たる顔ぶれになった。クロワデュノール、ダノンデサイルのダービー馬2頭を筆頭に、宝塚記念を制したメイショウタバル、さらにGⅠで好走実績のあるエコロヴァルツ(朝日杯FS2着)、ショウヘイ(ダービー3着)、ファウストラーゼン(ホープフルS3着)、ボルドグフーシュ(有馬記念2着)、ヨーホーレイク(昨年の大阪杯3着)のほか、タガノデュードやレーベンスティールなど、前走で重賞を制して意気上がる馬が目白押しだ。

 まずは、過去のデータを見てみよう。

 03年以降の過去23年間、馬単での万馬券は5回(馬連は3回)。この間、1番人気馬は8勝(2着5回)、2番人気馬は6勝(2着3回)。1、2番人気馬によるワンツー決着は3回(GⅠになってからは1回)と、中穴傾向のレースだ。

 年齢的には勢いに乗る4歳馬(11勝2着8回)と充実著しい5歳馬(11勝2着9回)が圧倒しており、6歳以上の古馬は厳しい戦いを強いられている。

 もろもろ考慮したうえで、最も期待を寄せたいのは、エコロヴァルツだ。

 前走の中山記念(3着)は、終始3番手を追走する積極的な競馬で、坂を上がってからもあわやのシーンを作るなど、見せ場たっぷりの好内容。今期初戦で3カ月ぶりの実戦だったことを思うと、高く評価するべきではないだろうか。

 その時の体重は前走比マイナス4キロと減ってはいたが、久々だったせいか、馬体に緩みがあり、張りも乏しかった。本来の姿になかったことは明らかで、一度使われての上がり目を大いに期待していいわけだ。

 前走後はここを目標に短期放牧。この中間はしっかりと調整されてきており、1週前の追い切りも軽快でリズミカル。実にいい雰囲気にある。

「ここまで予定どおりの稽古を積んできており、追われるたびに動きが良化。寸分の狂いもなく仕上がっている」と、厩舎関係者が口をそろえて状態のよさを強調するほどだ。

 そうであれば、有力どころと互角、またはそれ以上に渡り合っていいのではないか。

 そもそも、デビューから2連勝で迎えた朝日杯FSで僅差2着に好走したことで、クラシックでも─と期待された馬。その三冠路線はすべて掲示板にも載らないイマイチの結果で終わったが、古馬になって少しずつたくましくなり、昨年の大阪杯ではコンマ3秒差の4着と頑張ってみせた。

 そして5歳になっての今回だ。中山記念(昨年はハナ差2着)を使っての挑戦は、昨年と同じローテーションで「筋肉量が増して、調教過程からみても昨年よりもいい感じ」と厩舎スタッフも強調している。

 近親、一族で大活躍した馬は少ないが、それでも欧米の一流血脈の出。勝ち負けになっていい。

 穴中の穴は、セイウンハーデスだ。前走の中山記念は1番人気で12着と期待を裏切ったが、休み明けを1度使われて馬体が締まっていい雰囲気。阪神は〈2 1 0 2〉と好相性で道悪も問題ない。前走の大敗で評価は下がるが、一発の可能性は十分ある。

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