政治
Posted on 2026年05月21日 11:30

「大阪都構想」3度目の住民投票実施でも松井一郎前府知事が「いや、厳しいね」と即答した暗い先行き「住民はもう関心なし」

2026年05月21日 11:30

 大阪都構想の3度目の住民投票が来春、実施される公算が大きくなった。
 維新の大阪市議団は5月20日に会合を開き、大阪都構想の設計図を作る法定協議会の設置議案について、賛成する方針を決定。また、都構想の住民投票実施時期については、来春の府知事選と同日を目指す方針を固めた。

 吉村洋文府知事(日本維新の会代表)はこれまで、法定協議会設置や住民投票に慎重な市議団の説得に苦心してきた。市議団は議案に賛成する条件として、吉村氏の次期知事選への再出馬を要求。吉村氏はそれを飲む形で、5月17日の記者会見で立候補を表明した。

 ただし、これと引き換えに、吉村知事は市議団に対し、立候補の条件として知事選と同日の住民投票を求めていた。最終的に市議団は容認し、設置議案への賛成を決定。大阪市議会は維新が過半数を占めているため、5月27日の本会議で法定協議会の設置議案が可決される見通しである。

大阪市議補欠選挙で「都構想反対」への票が上回った

 ところが、だ。この大阪都構想に行方について、維新創設者で前大阪府知事の松井一郎氏は「厳しい」との見方を示している。
 5月21日放送の「じゅーっと!」(読売テレビ)に生出演した松井氏は、5月17日に行われた大阪市議補欠選挙(西区選挙区、欠員1)で、維新の新人が初当選(9162票)したものの、自民の候補(8999票)とは163票差の辛勝だったことを受け、都構想の行方をどう占うか問われた。

 それに松井氏は「いや、厳しいね」と即答し、続けて次のように説明したのである。
「選挙は維新の候補者が勝ったけど、自民党の候補者との差って163票でしょう。もうひとりの無所属の方が2732票でしょう。自民党と無所属の方は、おふたりともこの選挙では都構想反対と訴えていた。この二人が、反対票の方が上回ってしまっている」

 来年4月の統一地方選までの間に様々な手続きが必要で、スムーズに住民投票にたどり着ける保障はない。しかも先の補選では薄氷の勝利に加え、投票率が24.10%と低調で、争点になった「都構想」への住民の関心の低さが露呈した。
 住民投票が実施されたとしても、勝てるかどうかは疑わしい。都構想の先行きは不透明だ。

(鈴木十朗)

カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    芸能
    2026年08月16日 09:00

    「イタい素人タレント」としてたびたびその動向が注目の的となる存在はいつしか、木下優樹菜から坂口杏里へと移りつつある。木下は2019年、タピオカ店の店員に土下座を強要したとされる騒動を経て、芸能界を電撃引退。以降はインフルエンサーとして活動を...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    芸能
    2026年08月18日 07:00

    永野芽郁の主演で実写ドラマ化される、人気漫画「ヒマチの嬢王」。早くも「アヤネのイメージと違う」「永野芽郁にキャバ嬢役は合わないのでは」といった声が出ている。確かに主人公のアヤネは、歌舞伎町の元No.1キャバ嬢。勝ち気で毒舌、相手の懐に入り込...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    芸能
    2026年08月19日 11:30

    6月下旬に発生した痴漢で書類送検され、8月18日に「謹慎処分」の憂き目に遭った四千頭身の都築拓紀。報道では「都築メンバー」などと称されているが、過去の芸能人の痴漢事例を振り返ると、「メンバー」の今後の処遇や復帰時期を占うヒントが見えてくる。...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    注目キーワード

    人気記事

    1. 1
    2. 2
    3. 3
    4. 4
    5. 5
    6. 6
    7. 7
    8. 8
    9. 9
    10. 10
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/8/18発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク