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Posted on 2026年05月30日 10:02

〈今季も見どころ満載〉ソフトバンク・山本祐大がDeNA投手陣を丸裸に!!/俺たちのプロ野球セ・パ交流戦

2026年05月30日 10:02

 早いもので、今年で21回目を迎えるセ・パ交流戦。これまでにパが15度、セが5度の優勝を果たしているが、勝敗以外にも見どころは満載だ。やはり、遺恨が試合をエキサイトさせるのだろうか。

 来季からセがDH制を導入することに伴い、両リーグの投手が打席に入るラストシーズンである。

 岩本勉氏は「ドラマを起こしてほしい」と、こう期待を寄せる。

「ひとたびDH制を導入すれば、基本的に元に戻すことは難しいと思います。かつてはシート打撃の手伝いしかできなかった投手も、打席に入るのを楽しみにしている人は多かったですし、制度改定前の節目となる今季、何か爪痕を残してほしいよね」

 ところで、交流戦を前にして、リーグをまたぐ大型移籍劇が敢行されている。

 くしくも古巣のDeNA、ソフトバンク間で行われた、山本祐大(27)と尾形崇斗(27)、井上朋也(23)の1対2トレードについて、多村仁志氏が語る。

「今回のトレードについて、ネガティブなイメージを持っている方がいるようですが、ようやくメジャーのような考え方がフロントにも浸透しつつあるなと、うれしく思いました。FA間近のレギュラー選手と若いプロスペクト選手のトレードです。ホークスは昨年に甲斐拓也(33)が抜けて、海野隆司(28)が正捕手の座をつかみかけましたが、やや伸び悩んでいる印象があります。そこにタイトル獲得経験のある山本が加わることで、チーム力の向上はもちろん、海野にもいい刺激となり、相乗効果が生まれるのではないでしょうか」

 一方のDeNAにとっても、メリットを望めるという。

「松尾汐恩(21)のさらなる成長が期待されますし、先発投手の層を厚くしたいチーム事情を考えると、尾形がローテの一角を担うことができれば、今季だけでなく将来的にも大きな戦力になります。また、長打力を持ちながらホークスでは十分な出場機会を得られなかった、元ドラフト1位の井上にとっても、大きなチャンスとなるでしょう。最終的には、本人たちが結果を残し、『今回のトレードは双方にとってよかった』と評価されるような活躍ができるかだと思います」

 いずれにせよ、これから戦う決戦直前のトレード成立は波紋を広げている。

「ベイスターズにとっては、山本を通じてチームのデータがホークスに伝わる可能性がありますし、ホークスにとってはセ6球団の打者に関する情報も得られるため、大きなメリットがあります。その一方、山本は本来であればキャンプから時間をかけて投手の球種や球筋、性格を把握する準備期間なしでリードしなければなりません。移籍初日の5月12日からいきなり1軍の試合に出場したことには、さすがだと思うと同時に、期待の高さを感じます。お互いが、どうぶつかるか楽しみですね」(前出・多村氏)

 さる球界関係者も同調する。

「DeNAは試合で使うサインを全部変えなきゃいけない。(サインの始動となる)キーだけを変えてもわかってしまいますから、丸裸にされます。セ各球団のデータを持ち合わせた山本がレベルの高いホークス投手陣をうまくリードできれば、過去の交流戦最多優勝回数を誇る球団の記録更新に貢献できるでしょう」

 パからセにFA移籍した面々も、直接対決が待っている。いずれもが巨人の新戦力で、奮起が待たれているのだ。

「巨人は日本ハムから松本剛(32)、楽天から則本昂大(35)をそれぞれ獲得している。今季の松本はずっと低打率ですが、過去3年も成績が振るわなかったように、すでにパには弱点がバレているので苦戦することが予想されます。一方で則本は、いい投球をしてもなかなか勝ち星に恵まれていない。勝手知ったるパ球団相手の白星が求められています。いずれにせよ、投打の2人がパ投手陣の傾向をチームメートに伝授できるのは大きなプラスでしょう」(前出・球界関係者)

 過去の戦いが示すように、交流戦の結果はペナントに直結する。

「セで首位争いを演じるヤクルトは、交流戦でも勝てたら一気に抜け出すのではないか。交流戦は勢いがつく場ですから。逆に負けたら一気に落ちてしまうので、勝てる試合を落とさない采配が求められます」(前出・多村氏)

 今季のセ・パ交流戦には、いったいどんなドラマが待っているのだろうか。

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