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Posted on 2026年07月03日 14:00

中日「球団創設90周年に90敗」の可能性があるのにバンテリンドームのチケットがガンガン売れる「不思議な内幕」

2026年07月03日 14:00

 甲子園球場で行なわれた7月2日の中日戦で阪神が敗れたため、移動日で試合のなかった巨人が3日ぶりの単独首位に立った。しかし、その差は僅か0.5ゲーム。上位3チームによる僅差の接戦が5月15日から続いている。
「最下位の中日が阪神に競り勝ったことで、ペナントレースの展開はさらに面白くなりました」(スポーツ紙記者)

 ペナントレースのカギを握っているのは、中日かもしれない。ここまでのカード別対戦成績を見てみると、中日は阪神には3勝10敗と大きく負け越しているが、巨人には5勝6敗で、ヤクルトにも5勝5敗と、互角の成績を残している。

 そんな上位2チームとの相性の良さによるものなのだろうか。中日の本拠地バンテリンドームナゴヤの7月、8月の前売り券販売で、他球団では考えられない事態が起きていた。

 6月25日に行われたDeNA戦5回裏の後、グラウンド整備によるインターバルが設けられ、センターバックスクリーンに7月と8月の前売り券の空き席状況が映し出された。「まだ前売り券があります」を意味する「○」が表記されたのは、8月4日と5日のヤクルト戦だけ。「残り僅か」の「△」が出たのは7月10日と11日の広島戦、14日と15日の阪神戦、8月6日のヤクルト戦、14日と16日の巨人戦。完売を意味する「×」がなんと、24試合中17試合も出ていたのだ。

「立浪和義前監督の時代から勝敗に関係なく、バンテリンドームは満員になっています。ホームランウイングが増設されたことで、さらに地元ファンの関心が高まっていますね」(名古屋在住記者)
 広島とDeNAはチーム成績の下降には逆らえず、本拠地球場では空席が出始めた。勝敗に関係なくチケットが売れるのは「ドラゴンズ愛の深さ」では語り尽くせないものがある。

ユーモアとスピード感を兼ね備えた営業と広報のスタッフ

 中日は73試合を消化して、27勝45敗1分の最下位。まだ「球団創設90周年90敗」の可能性は消えていない。
「弱くても地元ファンに愛される理由はやはり、根尾昂、石川昂弥、高橋宏斗など地元出身者をドラフト指名してきたことだと思います」(前出・名古屋在住記者)

 連敗続きでベンチ前に盛り塩を置き、メディアにイジられたことで、球場では塩むすびの弁当が緊急販売された。SNSで若手選手の「推し活」をさせる独自の企画も行ってきた。立浪前監督がファンを呼び戻したとすれば、ユーモアとスピード感を兼ね備えた営業と広報のスタッフたちによるものだろう。

 7、8月のバンテリンドームが超満員となるのは必至。次は選手たちが奮起する番だ。

(飯山満/スポーツライター)

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