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記事全文を読む→漫画家・弘兼憲史の男子厨房に入るべし!〈冷やし中華〉麵は2食300円のちぢれ麵。クラゲのコリコリ食感で本格派に
夏の風物詩とも言える「冷やし中華」。よく行く町中華でも「冷やし中華はじめました」の貼り紙を見かけるようになりました。
冷やし中華の発祥は昭和初期と言われているそうです。神保町の「揚子江菜館」か、あるいは仙台の「龍亭」あたりが有力らしい。どちらにしても意外と古い食べ物なんです。
ヒロカネプロのまかないメシでも1シーズンに3回ぐらい登場します。その日の気分でいろいろアレンジできるのも、この料理の魅力です。
用意する具材は、トマト、キュウリ、錦糸卵、ハム、クラゲ(市販)。ゴマダレの場合は、ハムの代わりに鳥のささみを入れるとよくマッチします。
まず、トマトを輪切りに、キュウリ、ハムは細切りにします。ここまでは一般的ですが、私のこだわりは中華クラゲです。ちょっと値は張りますが、スーパーでも売っています。下処理が必要で、流水で表面の塩をしっかり洗い流した後、水に浸して塩抜きをしてから食べやすい長さに切って使います。クラゲを入れるとコリコリして歯応えが出て、まさに本格的な町中華の冷やし中華が再現できます。
次に錦糸卵を作ります。ボウルに卵1個を割り入れ、塩、鶏がらスープの素を加え混ぜ合わせる。フライパンに油を引き、全体に卵液が均一に広がるように流し入れます。火が通ったら取り出して冷まして細切りに。
中華麵は市販のものを使用します。お気に入りは、スーパーで買うシマダヤの「『もみ打ち』ごまだれ生冷やし中華」。いろいろ試しましたが、これが味と値段のバランスがいちばんいい。2食入りでだいたい300円前後でしょうか。もみ打ちで麵がちぢれているのでタレとよく絡みます。
冷やし中華の味付けといえば、ひと昔前までは醬油ダレがメインでしたが、最近はゴマダレと2本柱でやっているところがほとんどではないでしょうか。僕は断然ゴマダレ派です。
残るは盛り付けです。
皿に麵を乗せて、具材を中心に向かって並べていきます。赤、緑、黄色、茶色‥‥、カラフルなビジュアルでおいしさがグッとアップします。
具材のアレンジとして、トマトの代わりに紅ショウガを入れたり、ワカメを加えるとさらに豪華になります。「弘兼流・冷やし中華」はかなりボリューミーなので晩ご飯にもオススメです。
今でこそ夏の定番メニューですが、初めて食べたのは大学に入ってからでした。山口県の岩国市にいた頃は、いわゆる外食で冷やし中華を食べるという発想があまりありませんでした。外で食べるのはお好み焼き屋ぐらいでしたね。だから大学生の時に冷やし中華を店で食べた時は、ちょっとしたイベントのような感じでよく覚えています。
そういえば、最近は「冷やしラーメン」を店で見かけるようになりました。気になったので調べてみたら、山形県発祥の郷土料理なんですね。
実はまだお店で食べたことがないので、トライしてみたいと思っています。
弘兼憲史(ひろかね・けんし)1947年、山口県生まれ。早稲田大学法学部卒。松下電器産業(現パナソニック)に勤務後、74年漫画家デビュー。以来『課長 島耕作』『黄昏流星群』などヒット作を次々生み出している。07年には紫綬褒章を受章。
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