芸能
Posted on 2026年08月23日 10:01

板東英二(7月22日没)後輩・星野仙一に頭が上がらなかった理由/追憶「忘れがたき人々」

2026年08月23日 10:01

 球界出身の元祖マルチタレント。こう語られるにふさわしいのは、元プロ野球選手でタレントの板東英二(享年86)にほかならないだろう。

 甲子園のスター選手から中日ドラゴンズの投手として剛腕を振るったのは周知のとおり。69年の引退後にタレントとしても大きく花開いた。

「選手時代に『ジュウシマツ』と仲間内で呼ばれるほど、しゃべりが達者。それだけに、プロ野球解説やラジオパーソナリティの仕事が性に合っていました。もっとも、それ以上に選手時代から名古屋を中心に会社経営者たちと仲よくしていたことが仕事につながった印象です。独自の人脈からスポンサーを引っ張ってきて、みずからテレビやラジオに営業をかけていました。当時の在名メディア関係者は板東さんに足を向けて寝られなかったと思いますよ」(芸能ライター)

 80年に活動拠点を関西に移した。上岡龍太郎や横山ノックに師事して話術や芸能界の心構えを学んだという。

「大阪時代にトークが磨かれました。当時、かわいがっていたのが明石家さんまと島田紳助の2人。よくメシに連れ出していた。その恩義を返さんとばかりに、後に2人が司会を務める番組にはよく呼ばれていました。12年の脱税発覚後の復帰番組もバラエティー番組『さんまのまんま』(フジテレビ系)でした」(民放局ディレクター)

 クイズ番組「マジカル頭脳パワー!!」(日本テレビ系)の司会者や教養番組「世界・ふしぎ発見!」(TBS系)のレギュラー回答者など、昭和から平成にかけてテレビ界で一時代を築いた。一方で、そんな人気者にも頭が上がらない存在がいた。中日の後輩にあたる星野仙一である。

「03年阪神の優勝スローガン『勝ちたいんや』の元ネタは板東さんの口癖。ゴルフでインチキしたのを咎められるたびに逆ギレ気味に叫んだフレーズだといいます。阪神の優勝にかこつけて板東さんが旧知のメディア関係者と組んで作ったのが、優勝スローガンと同名の栄養ドリンクでした。それを星野さんが甲子園の勝利者インタビューのたびにゴクッと飲んで宣伝してくれた。そのおかげで商品がバカ売れで板東さんの懐が潤ったわけです。星野さんにはいたく感謝していましたよ」(前出・芸能ライター)

 実に効果的なプロモーション。実業家としての才覚もピカイチだったようだ。

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