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記事全文を読む→外国人観光客が増えても日本のホテルは反世界基準「10時チェックアウト」が変わらない「商習慣」事情
日本のホテルに泊まっていて「チェックアウト時間が早すぎる」と感じたことはないだろうか。日本では「10時チェックアウト、15時チェックイン」という設定が今も多い。ところが海外では「12時チェックアウト、15時チェックイン」をスタンダードにしているホテルが少なくないのだ。
訪日外国人が過去最多を更新するほど増えている現在、なぜ日本のホテルでは10時チェックアウトが続いているのだろうか。
ホテル関係者によると、最大の理由は客室清掃だという。
「10時にチェックアウトしてもらえれば、15時のチェックインまで5時間あります。客室数の多いホテルでは、この時間を使って清掃やベッドメイク、アメニティーの補充などを行う必要がある。12時チェックアウトになると準備時間が3時間しかなくなり、困るんです」
清掃スタッフの確保は、ホテル業界の大きな課題だ。宿泊客が増えても、それに合わせてスタッフを簡単に増やせるわけではない。インバウンドの増加で客室稼働率が上がれば、現場の負担は大きくなる。
では海外のホテルはなぜ、12時チェックアウトが成り立つのか。ホテル関係者が続ける。
「12時にチェックアウトした客室を、必ずしも全て15時までに清掃するわけではないからです。次の宿泊客が入る予定の部屋を優先して清掃し、連泊客の部屋などは後回しにしたりと、客室ごとに優先順位をつけて対応します」
15時を過ぎても清掃が終わっていなかったことが…
筆者自身、それを「体験」している。タイの首都バンコクのホテルに連泊した際、15時を過ぎても客室の清掃が終わっていなかったことがあるのだ。海外では「全ての部屋を一斉に仕上げる」のではなく、宿泊客の動きに合わせて清掃するという考え方があるのだ。
「そもそも日本では旅館などを中心に、朝食を食べて午前10時にチェックアウトする宿泊スタイルが広く根付いており、長年の商習慣でもあるのです」(前出・ホテル関係者)
ホテル側にも事情はある。しかし、インバウンドを積極的に受け入れるのであれば、「日本では10時が普通」という考え方を、そろそろ見直してもいいのではないだろうか。
(旅羽翼)
アサ芸チョイス
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