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記事全文を読む→テレビ視聴者が「一億総コンプラ警察」になった「出演者の食べ方・態度・発言」いちいちダメ出しが鬱陶しい
最近、テレビ番組にやたら文句を言う人がいる。「あの食べ方は汚い」「箸の持ち方がなってない」「その態度はパワハラだ」などなど。出演者の一挙手一投足をチェックし、気になるところを見つけては、すかさずダメ出しする。
先日放送の「帰れマンデー見っけ隊!!」(テレビ朝日系)でも「那須高原で地元の名店を探せ」という企画に登場した林家三平が喋りすぎだ、前に出すぎだとプチ炎上している。
喋りすぎって、そりゃあ落語家なんだから当たり前だ。おまけに、隣には美人妻の国分佐智子もいるわけで、多少の張り切りは多めにみてやれよ、という感じだ。
しかも三平夫妻は現在、那須と東京の2拠点生活。今回は地元を知る案内人の役割を担っているのだから、そりゃ前にも出るだろう。サンドウィッチマン伊達ちゃんの不在に、「自分が盛り上げなければ」という思いもあったのではないか。
とはいえ、たいして面白いことを言うわけでもなく、「なんか不愉快」という気持ちが芽生えるのはわからなくもない。
いや、それさえも、三平に何を期待しているのか、って話だ。三平が面白くないのはデフォルトで、「笑点」に出演していた頃からさんざん言われてきたことではないか。
テレビを見るのか取り締まりをしているのか
先日の「ヒューマングルメンタリー オモウマい店」でも、店主が顎マスクをして大声で喋っていて、衛生的にいかがなものかと、今まさに標的になっている。
昔なら多少、行儀が悪くても「育ちが悪いのかな」程度で笑って済ませていたことが、そうはいかなくなった。もちろん、本当に不適切な言動があればそれを指摘することで、見ている人たちも「そこまでやるとアウトなんだな」ということがわかり、学びがある。が、それも限度があるというものだ。
まさに「一億総小姑時代」……あ、女が古いなどと書いたら、また何を言われるかわからない。ならば「一億総コンプラ警察」とでも呼ぼうか。しかし、これではテレビを見ること自体、疲れてしまう。
食べ方を見張り、態度を見張り、発言を見張る。テレビを見るのか、取り締まりをしているのか、わからなくなってくる。少しくらいの凸凹を、笑って受け止める余裕がほしいものだ。
(堀江南/テレビソムリエ)
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