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今年も園遊会に招かれなかった。
いつかお声がかかる日が来るかもしれないと、ブックオフで値下げされていた「皇室入門」という新書まで購入し、熟読しているのに、いまだお呼びがかからない(笑)。
ちなみに園遊会とは天皇・皇后両陛下が各界の功労者らを招き、親しく言葉を交わされる催し。春と秋の年2回、赤坂御苑で開かれる。招待されるのは政治、経済、文化、スポーツなど各界で功績のあった人たちで、配偶者も含めると例年、約2000人が招かれる。そう簡単に呼ばれるものではないとわかってはいるが、毎回、テレビのニュースを見ながら、もしも自分が招かれたら……と妄想するのが恒例になっている。
この秋の園遊会は10月29日に開催された。俳優・吉田鋼太郎や、横浜DeNAベイスターズの南場智子オーナーらが出席。ニュースやワイドショーなどで、その様子が伝えられた。
思わず身を乗り出したのは、皇后さまが南場オーナーに明かした衝撃の事実だ。
「私、中学時代、ベイスターズの前のホエールズのファンだったんです」
えー、皇后さまが大洋ホエールズのファンだったとは!
1963年生まれの皇后さまの中学時代というと平松政次、田代富雄、松原誠が活躍していた頃だろうか。ちなみに私は高木豊、加藤博一、屋舗要のスーパーカートリオが好みだ。ああ、皇后さまと野球談議がしたい。
この告白に大喜びなのが、やり手の南場オーナーだ。
「ぜひ一度、お越しいただければ……夢のようです」
すかさず、ハマスタでの観戦をお誘いしていた。前夜、日本シリーズで敗れたばかりのベイスターズだが、こんなところで思いがけない援軍が現れるとは。南場オーナー、運が強い。
愛子さまの「花子とアン」発言で判明した「天皇家のNHK朝ドラ鑑賞」
そして、もうひとつ。テレビ好きとしては見逃せなかった場面があった。
愛子さまが吉田鋼太郎に、NHKの朝ドラ「花子とアン」に出演されていたことが印象に残っている、と話されていたのだ。
そうか、天皇家も朝ドラをご覧になるのか。
2014年に放送された「花子とアン」。吉田が演じたのは、豪快な実業家の嘉納伝助、通称「石炭王」だ。愛子さまが中学1年生の時にご覧になった作品が10年以上の時を経て、園遊会での会話につながった。
そういえば、天皇陛下も吉田に「テレビの画面では拝見しています」と声をかけられていた。なにやら天皇家がぐっと身近に感じられるエピソードではないか。
来春こそは私にもお招きがあるかもしれない。皇后さまにお目にかかれたら、ホエールズ時代の話を。愛子さまとは朝ドラ談義をしたい。その日のために、予習だけは怠らないでおこう。
(堀江南/テレビソムリエ)
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