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「医者の不養生」とは言うが、こうなると長生きする仕事は意外に少ないのか。常に体を鍛えるスポーツ選手はどうか。
「プロ選手は調子が悪くても無理を重ねて我慢してしまうものです。これが普通の人なら茶碗も持てないような状態で草野球などしませんが、プロだと注射を打ってでもプレーしてしまう。これが体にいいわけない。本来、体はどこか悪いところが出たら、動かなくなって休むサインを出しているわけです。それを無理して使うと筋肉の故障だけでなく、心臓にも負担をかけてしまうことになる」
ちなみに、休日ゴルファーも要注意だという。
「ゴルフは、あらかじめ日程を組み、メンバーをそろえて、早朝からスタートする。たとえ具合が悪くても一人だけできないとは言えない。無理を押してやるゴルフは体にいいわけない」
残る救いは「自然に帰れ!」で、農業はどうだ?
「農業従事者の方は農薬の怖さを身をもって知っているだけに、自分の食べる分は農薬を使わなかったり、農薬が使われているものは食べないので安全です。ただ、散布する時などに吸い込んだりすることはある」
かくなるうえは、もはや出家するしかない!?
「もちろん托鉢僧や修行僧は別ですが、お坊さんはとにかく世襲制で安定した仕事です。他に宗教家は他人に自分の考えを説くブレない情熱を持っており、とにかくポジティブ。自殺する教祖は少ない」
長生きするためには解脱するしかないのか? 最後に、総論を語っていただこう。
「特に注意したいのが教師、中間管理職、タクシー運転手、スポーツ選手、美食家‥‥。職業病は偏った生活を改めることで改善することができます。ただ長生きするような生活を続けると、えてしてその世界では成功できない可能性があります。成功を取るか長生きするか。職で成功するためには、ある程度無理はしないといけない」
出世を取るか、健康で長生きを取るか、働く者の究極の2択なのである。
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