芸能

佳那晃子・KEIKO・高樹澪…病と闘う女性たち

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 妖艶な色気で人気を博した女優の佳那晃子(59)が「くも膜下出血」で倒れたのは13年1月10日のこと。入院先の病室で、佳那に代わって、夫で放送作家の源高志氏がリハビリ生活を語った。

 今年の6月でリハビリ生活は3年目に突入します。状態は日に日によくなっていますよ。喉に呼吸するための管を入れているので、まだしゃべることはできません。しかし、まばたきで答えることはできます。2回まばたきしたら「はい」。

 今は月に一度は美容師の先生が病院に来て、髪を切ってくれるんです。その時、女房の前で、「先生、田舎の宝塚風にしてください」と冗談を言ったら、無視されました(笑)。

 1日のうち、意識があるのはほんの数時間。というのも、今は脳の負担を減らす関係で、抗けいれん剤を服用しているため。容体が安定してからは、その薬の量も、以前の半分に減らすことができて、“会話”ができる時間も増えた。回復のペースはどんどん速くなっています。

── 緑に囲まれた静岡県内の病院。源氏はベッドに横たわる佳那の口元に、いれたてのコーヒーを近づけた。

 リハビリで重要なのは脳に刺激を与え続けること。大好きなコーヒーの匂いを嗅がせてやるんです。まだ飲むことはできませんが、これも大事なリハビリなんです。

── 13年の発症直後は、「脳死寸前」の危険な状態だったが、懸命なリハビリが実りつつある。

 倒れた時は、くも膜下出血の症状でも最悪の「レベル5」と言われました。そこから歩けるまでに回復する患者は、わずか4%だと言われています。何とかその4%に入れてやりたい。ずっとそばにいてやりたいけど、入院費用を稼がなければならず、顔を出せるのは週に4回が精いっぱい。今住んでいる市営団地からこの病院まで往復で96キロ。軽自動車の走行メーターを見たら、この2年足らずで4万キロも走っていました。

── 面会の時間も残りわずかになると、源氏は病室にあるDVDプレーヤーに86年公開のアメリカ映画「スタンド・バイ・ミー」をセットした。

 寂しくないように帰る時は大好きな映画をかけてあげるんです。

 年内には車椅子に乗れるまでに回復してほしい。女房が倒れた時、「あと20年ください」と神様に祈った。5年で回復したら、あとの15年をどうすればいいか。女房のことだから、同じ病気に苦しむ人のために、全国の病院を励ましに回りたいとか言いだすんじゃないかな。

── 800日間を超える闘病生活を振り返った源氏。佳那自身の口からじかに近況が聞ける日はそう遠くないはずだ。

 佳那と同じく、13年に発症した「くも膜下出血」から復活を目指すのは、歌手のKEIKO(42)。2月9日には夫の小室哲哉が、夫婦水入らずでカラオケに出かけた時の様子をツイッターにアップした。

 音楽関係者が彼女の近況を明かす。

「小室さんの『また一緒に音楽をやろう』という言葉に応えるように、都内の施設でリハビリに励み、外泊できるまで回復している」

 globe結成20周年。節目の年にステージで元気な姿を見せてほしい。

 難病から完全復活を果たしたのが女優の高樹澪(55)。片側顔面けいれんを患い、03年に芸能活動を休止後、大手術を乗り越え、ドラマや舞台で活躍中だ。舞台「新銀幕愚連隊」(銀座博品館劇場/5月8日~)の稽古の真っ最中という高樹に代わり、所属事務所の成田忠幸社長が語る。

「元気で健康体そのものです。一昨年に結婚して家庭ができたことも大きい。旦那さんも澪の仕事に理解のある方で、心の支えにしているようです」

 いい女は病室ではなく、やはりスポットライトの下がふさわしい。

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