「キミたちには難しいかな」
こちらも新指揮官の下、キャンプをこなしている阪神だが、和田豊監督(49)は、
「僕はしゃべる真弓さんです」
と、報道陣にほとんどしゃべらなかった前任者をチクリ。阪神担当記者が言う。
「まぁ、しゃべるといっても真面目なことばかりですが。しかし、トンチンカンな采配が批判された前監督を標榜することに、報道陣は『無能を装ってダマしている。死んだフリ作戦や』と噂しています(笑)」
キャンプでは、監督みずからが捕手にタックルしてホームインするという、本塁交錯プレーの練習を行った。その翌日、スポーツ紙には大々的な見出しとともに、その様子が報じられた。阪神担当記者が言う。
「タックル練習自体は珍しいもんではないけど、監督がやるのが珍しいから記事になっただけ。逆に言えば、前の監督が一切、何もせえへんかったことの象徴ですわ。報道陣も『こんな当たり前のこと(記事)書いてええんかな』という感じでした」
今年からスポーツ紙の評論家になった阪神OBの浜中治氏(33)は、右肩痛からの復活を目指す金本知憲(43)の直撃取材を依頼された。
「まだ若いこともあり、下から目線というか、取材記者と同じレベルの扱いです(笑)。『金本に、いつ辞めるのか聞いてこい』と言われて、『それはできませんよ~』と恐れおののいていました」(球団関係者)
阪神のライバル球団、巨人の原辰徳監督(53)の「マイブーム」は、「四次元」という決めセリフ。例えば、
「勝負師は四次元的なことを言ってはいけない」
といった具合だ。四次元‥‥ドラえもんのポケットか? 広辞苑には、
〈空間の三次元に時間の一次元を加えたものをいう〉
とある。うーん、物理的な用語と勝負師との関係がわからない。ここは巨人担当記者に「通訳」してもらおう。
「いわゆる『仮の』『仮定の』ということですよ。『四次元的な話はしたくない。三次元の世界の話をしたい』などと使っています。監督は報道陣に『キミたちには難しいかな』と言いますが、本当に難しい(笑)」
オフの大量補強で、三次元的な戦いを見せてくれるか、原巨人。
難解な物言いといえば、オリックス・岡田彰布監督(54)も「定評」がある。
「主語がない。突然、まったく別の話題を持ち出す‥‥。担当記者は解読するのが大変です」(在阪スポーツ紙デスク)
その岡田監督、2月13日の語録は、報道陣への珍指令だった。
「もう紅白戦はやらへんから。今度(15日からの第4クール)はお前ら(報道陣)を締め出してサインプレーの確認をするから、午前中は来んでええよ。来ても顔合わせへんから」
岡田監督は翌日もまた、まったく同じセリフを言って念を押したのだが、来るなと言われれば、よけいに見たくなるもの─。
早くも、今年もBクラス濃厚との評価がある星野楽天。大黒柱の岩隈が抜けたにもかかわらず、補強をしなかった投手陣は不安がいっぱいだ。そして、そんな予測もむべなるかな、という迷言が飛び出した。球団関係者が明かす。
「査定担当者が言うのは、『Aクラスに行くためには最低、田中15勝プラスアルファ、塩見12勝、ヒメネスに10勝してもらわないといけない』。昨年1勝(7敗)しかしていないヒメネスにそんな期待を‥‥」
あぁ、悲しい現実。
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