大物タレント・島田紳助の突発引退から1週間。日を追うごとに、引退会見での山口組最高幹部との関係についての説明と矛盾する事実が続々明るみに出て、その蜜月の真相に注目は集まるばかりだ。長年、山口組を報じてきた本誌だから書ける、「紳助と山口組」の内幕を総力レポートする!
幾度となく報じられてきた島田紳助(55)の「ヤクザ交友」。そのたびに、紳助は否定し、芸能界に君臨し続けた。ところが、今回はあっさりと交友を認めた。誰の目にも不可解に映る引退劇の裏には、紳助と大阪府警との攻防、さらに警察の別の意図が隠されていたのだ。
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「紳助引退は大阪府警が山口組内部に揺さぶりをかけるための仕掛けや」
8月23日午後10時20分、本誌記者に在阪の某企業舎弟から、こんな電話があった。まさに、紳助が吉本興業東京本社で引退会見をしている最中であった。
事前に吉本から、紳助が会見場を退場するまで報道しないという申し入れがあり、テレビ局は生中継を控えていた。つまり、この時点で、紳助が会見中に話した内容は報じられていない。
それにもかかわらず、企業舎弟は紳助が名前を伏せた「Aさん」「Bさん」を言い当てた。もちろん、ヤクザ社会周辺にいる人物である。「Aさん」が元ボクシング世界チャンピオンで、タレントの羽賀研二被告(50)とともに恐喝事件で上告中の渡辺二郎被告(56)であること。
さらに、「Bさん」は六代目山口組若頭補佐で、極心連合会・橋本弘文会長(64)であるとも断言したのである。
さらに、この企業舎弟は、紳助が橋本会長と最初に接点を持つ契機となったトラブルの内容を切り出した。そして、吉本が問題視したメールが羽賀事件の際に大阪府警が押収した渡辺被告の携帯電話から得た証拠であることも言い当てたのだ。
引退報道以前にここまでの内容を把握されているということから、紳助がヤクザ社会とのつながりがいかに深いかがよくわかる。
では、企業舎弟が言う大阪府警の「仕掛け」とは何を指すのか。あらためて、企業舎弟に聞いた。
「後藤元組長の時と同じや。法に触れてもない話をリークして、報道させたうえで組織を揺さぶるのは警察の得意技やないか。ましてや、橋本会長は『若頭補佐』の筆頭や。この時期に大物親分を失脚させ、あわよくば山口組を内部崩壊させたかったのと違うか。大阪府警が吉本にメールを持ち込んで、『紳助を何とかせえ』言うたに決まってるわ」
この「後藤元組長の時」というのは、08年に起きた後藤組・後藤忠政元組長の除籍処分騒動である。当時、この処分を巡り、警察当局は「山口組分裂」を警戒する事態にまで発展した。
事の発端は、後藤元組長が誕生日に芸能人を招き、ゴルフコンペを開催した事実を週刊誌が報じたことだった。その直後に、山口組は「舎弟」の地位にあった後藤元組長を除籍処分にした。その処分の原因はさまざまに報道された。その一部にはコンペに参加した芸能人がNHKに出演できなくなったこと、つまりカタギに迷惑をかけたこともあるとされている。
今回の紳助引退も橋本会長がカタギに迷惑をかけたという構図が成り立つというのだ。前出・企業舎弟が続ける。「確かに、後藤元組長の時と今回は事情が違う。司忍六代目も復帰しておるし、『人として恩義を感じる』と言っとったように、紳助が勝手に橋本会長に心酔しただけや。でも、報道はヤクザが紳助を引退に追いやったと言わんばかりや」
紳助の引退劇は「本丸」の橋本会長を狙う大阪府警の演出だというのだ。
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