スポーツ

“甲子園スター”たちの流転人生!「荻原誠・中山裕章」

201500820k

 辻内氏と同じ大阪桐蔭で活躍した荻原誠氏(42)は91年、高校3年で迎えた夏の甲子園で活躍。同校の初出場、初優勝という快挙を成し遂げた4番打者だった。

 その年のドラフト会議で阪神が1位指名。背番号はあのミスタータイガース・掛布雅之氏(60)と同じ31番だった。

 ルーキーイヤーの終盤で出場機会が与えられ、20打席に立って2割9分4厘。だが、その後は低迷し、5年間在籍した阪神では通算4本塁打、打率は2割に満たなかった。トレードで近鉄に移ったのも、プレッシャーから解放されれば打てるのではないか、と思われたからだ。代打で主に起用されながらも、トレードから3年後、戦力外となった。

「引退後に本人の名前で、大阪に整骨院を開業しています」(スポーツ紙デスク)

 同整骨院に連絡を取ったところ、スタッフからは思わぬ回答が返ってきた。

「今年の3月末に辞めました。その後のことはわかりません」

 屋号は荻原氏の名前を使用している。そのあたりを訪ねると、「オーナーは別にいるんです。名前は借りているだけ」と言う。

 現在は、どうやら少年野球のレッスンDVDに出演し、生計を立てているようだ。

 83年の甲子園でKKコンビのPL学園と対戦。9対10の僅差で敗れた高知商の中山裕章氏(47)は、エースとして出場した翌年の夏も、準々決勝で再びKKコンビが立ちはだかった。

「3対6で負けましたが、スカウトの評価は高かった。プロで鍛えれば成長するとの判断で、大洋(現・DeNA)がドラフト1位指名したんです」(スポーツライター)

 開幕投手を経験するなど首脳陣からの信頼も厚かったが、ある「事件」をきっかけに、暗転する。

「91年12月、幼児の下着を脱がせてわいせつ行為をしたとして、神奈川県警に逮捕された。現役のプロ野球選手では前代未聞の事件で、大洋から解雇。示談が成立しましたが、汚名は最後まで拭えませんでした」(スポーツ紙デスク)

 93年に、中日の球団職員として契約。翌年に支配下選手として登録され、論議を呼んだ。前出・スポーツライターが明かす。

「練習中にコーチが、わざと『ロリコン』『変態』などと声をかけ、登板した際に観客にヤジられる訓練までしていた。それに耐えられなければプロ選手としては無理だ、と。そうした覚悟の下で復活しました」

 オールスターにも選出され、中日では中継ぎから抑えまで不平を漏らさずに何でも応じていた。01年に退団後、台湾野球にも2年間在籍している。

「現在は貿易商として世界各地で仕事をしているという噂も聞くが、はっきりとした消息はわからない」(球界OB)

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    ゲームのアイテムが現実になった!? 疲労と戦うガチなビジネスマンの救世主「バイオエリクサーV3」とは?

    Sponsored

    「働き方改革」という言葉もだいぶ浸透してきた昨今だが、人手不足は一向に解消されないのが現状だ。若手をはじめ現役世代のビジネスパーソンの疲労は溜まる一方。事実、「日本の疲労状況」に関する全国10万人規模の調査では、2017年に37.4%だった…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , , |

    藤井聡太の年間獲得賞金「1憶8000万円」は安すぎる?チェス世界チャンピオンと比べると…

    日本将棋連盟が2月5日、2023年の年間獲得賞金・対局料上位10棋士を発表。藤井聡太八冠が1億8634万円を獲得し、2年連続で1位となった。2位は渡辺明九段の4562万円、3位は永瀬拓矢九段の3509万円だった。史上最年少で前人未到の八大タ…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , |

    因縁の「王将戦」でひふみんと羽生善治の仇を取った藤井聡太の清々しい偉業

    藤井聡太八冠が東京都立川市で行われた「第73期ALSOK杯王将戦七番勝負」第4局を制し、4連勝で王将戦3連覇を果たした。これで藤井王将はプロ棋士になってから出場したタイトル戦の無敗神話を更新。大山康晴十五世名人が1963年から1966年に残…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
JR東日本に続いて西と四国も!「列車内映像」使用NG拡大で「バスVS鉄道旅」番組はもう作れなくなる
2
【ボクシング】井上尚弥「3階級4団体統一は可能なのか」に畑山隆則の見解は「ヤバイんじゃないか」
3
これはアキレ返る!「水ダウ」手抜き企画は放送事故級の目に余るヒドさだった
4
舟木一夫「2年待ってくれと息子と約束した」/テリー伊藤対談(3)
5
決別必至!「立浪監督VS中田翔」中日ドラゴンズ冷戦勃発「我慢の限界」発火点