社会

福島第一原発で“現役作業員”が真実を不敵暴露!「東電に対する不信感は募るばかり」

20150827g4th

 先に触れた「使えないヤツ」の増加によっても、トラブルが頻発しているという。

「よく作業上のトラブルが東電から発表されていますが、あれは氷山の一角。高所から工具を落としたレベルまで含めれば日常茶飯事です。ある時は構内の交差点で車が横転していたこともあります。元請け控え室のトイレ個室の壁は、世間には公表されていないトラブルの具体例を詳述した貼り紙だらけ。皆、用を足しながら読んでいるんです」

 長田氏が担当する1号機でも昨年10月に大きなトラブルが発生した。建屋カバー解体前に建屋内に降り積もった放射性物質を含んだ粉塵の飛散防止のため、カバーの屋根に最小限の穴をあけて飛散防止薬剤を注入中、注入器が突風にあおられ、屋根に大穴をあけてしまったというものだ。

「あの時は海風であおられて注入器が想定外の動きをするのを最小限にするため、クレーンのフックから注入器をぶら下げるワイヤーの長さを短めにしようと現場が提案したのですが、東電側が『クレーンのフックが建屋に近づきすぎて、フックが汚染される』と反対しました。その結果があの事態。クレーンは以前から1号機近くに据え置きですからフックはすでに汚染されているはず。あの局面で汚染を気にする意味が現場としてはわかりかねます」(長田氏)

 東電に対する長田氏の不信感は募るばかりだ。だからこそ気になるのは、劣悪な環境で危険を伴う作業の収入である。

「12年当時は月給の入った封筒が机の上で立ちましたが、線量が下がったとはいえ、今も同じ1号機周辺で仕事をしているのに実入りは半分になりました」

 東電の廣瀬直己社長が記者会見で13年12月契約分から元請け企業に支払う作業員日当を1万円増額することを公表しているにもかかわらずだ。長田氏も、

「確かにその話は聞いてるけど、どこにどう消えているのか?」

 と首をかしげる。

 震災直後、福島第一原発に近いいわき市内の繁華街は作業員であふれかえり、作業員同士の喧嘩も絶えなかった。しかし、最近では当時のにぎわいはうせている、と地元の人々は判で押したように口にする。

「まあ俺たちの給料の減り方を見てもわかるように、作業員はいわきで飲み歩くほどの日当を手にしていないということだよ」

 公式発表と現場実態がさまざまな点で乖離する福島第一原発の収束現場。事故から4年以上を経て、指名手配犯の行方同様に不透明感は増すばかりなのだ。

カテゴリー: 社会   タグ: , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    暑いと思ったら顔が赤い?恥ずかしい赤ら顔は化粧水でケア

    Sponsored
    91796

    ゴールデンウィークも終わり、これから夏に向けて徐々に気温が高くなってくる季節ですね。スポーツやイベントなど出かける機会が増えてくる方も多いのではないでしょうか。そんな楽しい季節ですが、気候の変化による肌トラブルも気になります。日中の日差しか…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , , , , |

    高血圧・高血糖・高血中脂質が1つでもあると、動脈硬化につながる「トリプルリスク」になる!?

    Sponsored
    102085

    いま、アラフォー世代を中心に、「トリプルリスク」の危険性が叫ばれている。「かくれ肥満」を提唱し、メタボに警鐘を鳴らした医師の岡部正さんによると、「高血圧・高血糖・高血中脂質のうち、どれか1つでも該当すると他の2つも悪くなる可能性がある」そう…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , , , , |

    認知症の予防に期待!? 世界初、九州大学がプロポリスの認知機能向上効果を実証!

    103760

    九州大学大学院歯学研究院の武洲准教授と倪軍軍助教の研究グループは、中国青海省人民病院との共同研究において、ブラジル産プロポリスが中国チベット高原に住む健常な高齢者の認知機能低下並びに全身性炎症の改善効果をもたらすことを明らかにした。臨床研究…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
新垣結衣があの新婚女優に見える瞬間?「けもなれ」でささやかれる珍現象
2
「中学聖日記が大反響」有村架純を待ち受ける“第二の裕木奈江”になる罠!
3
本田翼、「あざとすぎるCMダンス」に業界から「やっちまったな」の声!
4
めちゃイケの“ヤラセ”までバラされた!「イッテQ騒動」余波が止まらないッ
5
有働由美子、NY住居の家賃は70万円!?明かしていたNHK時代の駐在生活とは