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痛みがハンパない!北斗晶の乳ガン闘病生活、腕も上がらずマッサージもNG

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 乳ガンを公表した北斗晶が9月24日、右乳房の全摘出手術に成功。容体は安定しており、現在は脇のリンパ節に転移がないかどうかの病理検査を行っている。ひとつの山を越えた北斗だが、今後はどんな闘病生活が待っているのか。医療ライターが解説する。

「北斗さんの場合は乳頭の裏側にガンがあったと聞いていますので、乳頭も切除した可能性がありますね。とはいえ、昔のように胸がごっそりなくなるケースはほとんどなく、皮膚は残したうえで、乳房再建を行うのが一般的です。この場合、患部が安定したらエキスパンダーを挿入する処置をうけます」

 このエキスパンダーとは皮膚拡張器と呼ばれるもので、皮膚や周辺組織が縮むのを防ぐ役割を持つ。中身は生理食塩水で、水風船のように注入量を増やしていくことで、徐々に拡張していく仕組みだ。この処置が闘病生活においては最もツラい時期になるという。

「エキスパンダーは人工乳房とは異なり、押しつぶされないように固めの材質でできているので、かなり痛いのです。うつ伏せに寝ることはもちろん、子供を抱っこすることもできません。また、切除した側の腕を上にあげる動作でもかなりの痛みを伴います」(前出・医療ライター)

 この時期は上半身に力を入れるだけでも痛むため、布団から起き上がるのがツラくなる。そのため角度を付けられる病院用のベッドをレンタルする人が多いのだとか。また、この時期ならではの悩みもあるという。

「体の節々が痛むのでマッサージを受けたくなりますが、うつ伏せになれないのでできない。ただし専門的知識を持ったリハビリ施設では、乳ガン患者向けのマッサージが受けられるところもあります」(前出・医療ライター)

 そして十分に拡張ができ、切除部も安定すると、今度は人工乳房の出番となる。

「シリコン製の人工乳房は、豊胸手術でも使われているもの。以前はお椀型しか保険適用されなかったのですが、最近になってしずく型も適用対象になりました。これだと見た目がより自然で、温泉など人の目に触れる場所にも行きやすくなります」

 手術からここまではざっと1年ほどかかるという。逆にいえば来年の夏過ぎには、以前と変わらない北斗の姿を見ることができるかもしれない。早期の回復を祈りたいものだ。

(白根麻子)

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