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記事全文を読む→天才テリー伊藤対談「ヒロミ」テレビから離れて焦りはなかった?
テリー 10年もテレビに出なかった理由は、結局、何だったの?
ヒロミ 一番の理由は、ずっとやってたレギュラー番組が、似たようなタイミングでバタバタと終わったことですよね。
テリー だとしてもヒロミさんなら、そのあと別のオファーがあるでしょう?
ヒロミ それがなかったんですよ。とんねるずなんかもそうですけど、僕らの世代ってゲストに呼ばれて他の番組に出ることってあんまりなかったんですよね。
テリー ああ、ダウンタウンとかもそうだよね。
ヒロミ だから、そんなにお呼びもかからなくて。そのタイミングでレギュラーがなくなるってことは、何となく空気感でわかるじゃないですか。あんまり必要とされてないんだなと。そこから自分でどんどん引いていった感じはあります。
テリー それはもうビジネスで成功していたから?
ヒロミ いや、違いますね。まず仕事がなくなってからトライアスロンを始めて、体を作るためにトレーニングジムに通い始めたら、そこのオーナーに「ここやめるんだけど、代わりにやらない?」って言われて。
テリー 向こうから?
ヒロミ そうです。そこはノリちゃん(木梨憲武)も通ってたジムだったので、最初はノリちゃんと「2人で金を出し合ってやろうか」って話だったんです。
テリー へぇー!
ヒロミ でも、お金のトラブルで、あとでモメたりするのもイヤじゃないですか。だから「俺が(お金を)出すから、ノリちゃん自由に使ってよ」って。そこからジムの経営みたいなことを始めるんですよ。
テリー その時には芸能界に戻らないつもりだった?
ヒロミ それは思ってないです。ただあの頃、テレビが少しずつおとなしくなっていって、スタッフとかから「ヒロミ、もう少し丸くなれない?」みたいなことはよく言われたんですよ。
テリー そんな生意気なキャラじゃなくて、もう少し大人になれ、と。
ヒロミ そう。でも変われなかったんです。当時、自分の中にはまだ若手のイケイケな感じもあって、「こっちのほうがおもしろいのに何でだよ!」みたいに思ってたから。
テリー 仕事がなくなって焦りはなかった?
ヒロミ それが意外となくて。20年ぐらい切れ目なくレギュラーがあったから、不安に思ってた時もあったんですけど、実際になくなったら逆に気が楽になりましたね。だから「別に大したことねえんだ」と思って。
テリー そうだね、死ぬわけじゃないし。
ヒロミ そのあと、たまたまスパをやってた後輩に「出資してもらえませんか?」って言われたりして、少しずつ関わる店が増えていって。その頃はもう商売で成功してやろうって気にはなってたかな。
テリー その時(奥さんの松本)伊代ちゃんはどういうふうに言ってたの?
ヒロミ うちのママは何にも言わないんですよ。「何でテレビの仕事をやらないの?」とか。たぶん僕、それを言われてたら、仲悪くなって、離婚してたかもしれないです。
テリー いい奥さんだね。言わずにいてくれたんだ。
ヒロミ うん、ホントに。いつだったか、テレビを観ていた時に「俺、こういうひな壇に座っておもしろくしようとすればそこそこできるよ」って言ったら、「うーん、パパはそれ、やらなくていいかな」って。そのひと言はずいぶん救いになりましたね。
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