芸能

常盤貴子 新作映画で魅せる「私生活は仮面夫婦」でも12年ぶり「濡れ場」の妖艶度

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 これぞオトナの女、という色香を存分にスクリーンから放出──。常盤貴子(44)が挑む12年ぶりの濡れ場に、記者の胸も熱くなった。その艶技を、真っ先に公開。

「髪、切ったんだね‥‥」

 閑静な昼下がり。ソファに腰掛け、男にささやかれる女。肩まで伸びた黒髪の匂いを堪能した男は、鼻を女の耳に押しつけた。

「あら、どうしたんですか」

 とぼけた振りを見せるものの、首筋にキスをされ、その快楽から女の視線は宙をさまよう。そして理性を失った男は女を一気に押し倒した。

「あぁ‥‥」

 女は湧き出る嬌声を抑えきれなかった──。

 常盤がこんな官能シーンを演じたのは、9月10日公開の映画「だれかの木琴」(キノフィルムズ)の冒頭場面。直木賞作家・井上荒野氏の同名小説が原作だ。

 常盤扮する小夜子は、夫・勝村政信(52)や娘とともに東京に移住してくる。見知らぬ土地での生活に戸惑う中、初めて訪れた美容院で池松壮亮(25)扮する美容師の海斗と出会う。何気ない営業メールをきっかけに執着を抱き始める常盤。池松の自宅を突き止めると、ドアノブに差し入れをぶら下げたり、池松が恋人と愛を確かめ合っていた部屋に上がり込むなど、ストーカー行為に駆り立てられる人妻役を熱演している。

 常盤といえば、93年のドラマ「悪魔のKISS」(フジテレビ系)で風俗嬢に転身した女子大生を演じ、おわん形のバストとピンク乳首を惜しげもなくさらしている。04年には映画「赤い月」で、伊勢谷友介(39)と対面座位での激しい全裸セックスを披露。「私の中であなたを取り戻して」のセリフがたまらない興奮をかきたてた。今回の濡れ場はそれ以来だ。すっかり熟成した色気は、続くシーンでも発揮された。

 新調したベッドの上に寝そべり、目を閉じる常盤。すると勝村が覆いかぶさり、エプロンを外す。ニットでいっそう強調された豊満なD乳の膨らみが現れると、服の上から丁寧になで回される。そのそばでは池松が、繊細なタッチの指で頭や髪の毛を執拗にいじるのだ。男2人からの愛撫に体がうずいた常盤は、体をくの字に曲げるのだった。

 実はこのシーン、常盤の妄想を描いたもの。いわば「バーチャル3P」である。

 常盤の妄想はとどまるところを知らない。池松が働く美容室を訪れてイスに座ると、またもや淫靡な世界に浸っていく。

 なぜかまたもや現れた勝村はいきなり、常盤の胸元からニットの中へと手を差し入れた。イスに座ったまま、後ろから胸の形が変わるほど、ゆっくりと何度も揉みしだかれる。常盤はウットリと恍惚の表情を浮かべるのだった。

 そのソソる姿は、純白のキャミソールのシーンでトドメを刺した。一戦を交え、裸でうつ伏せになっている勝村の背中を、ほほえみながら指でなぞる常盤。その妖艶なたたずまいには、四十路の熟れたニオイが充満していた──。

 何やら私生活のうっぷんを官能艶技で爆発させているかのように思えるが、それもそのはず。実生活では09年に結婚した長塚圭史(41)が、12年に真木よう子(33)との不倫を写真誌にキャッチされているからだ。

「この不倫疑惑後、仮面夫婦と呼ばれるようになりました。その後、常盤と長塚はなぜか、真木が住む東京・渋谷区の高級住宅地に引っ越してきた。それもひときわ目立つ、古びた屋敷にです。芸能記者の間では、あえて“不倫相手”の近くに住むことで逆に会いにくくし、真木への当てつけの意味もある、と話題になった。ただ最近は『この人は私がいないとダメだ』と考えているようで、親しい友人に『私が頑張らないとね』と話しているとか」(ベテラン芸能記者)

 どんどんスクリーンでうっぷんを晴らして、「頑張って」もらいたいものである。

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