社会
Posted on 2016年07月27日 05:55

福島“避難指示”区域 TV・新聞が報じない驚愕事態!(1)飯舘村はまるで野生動物園

2016年07月27日 05:55

20160728i1st

 東日本大震災から5年が経過したが、マスコミの報道は3月に集中。国民の関心もしだいに薄れていく中、南相馬市出身で現在も「原発禍の街」を取材し続けている岡邦行氏が、テレビ・新聞が報じない“真の姿”を暴く!

 福島では駅前や商店街などに「ようこそ!福島へ 福が満開、福のしま。」と書かれたのぼりが何本も立ち、JR福島駅で降りると「元気になった福島に来ていただき、ありがとうございます!」といったアナウンスが迎えてくれる。

 しかし、いまだに10万人近くが放射能を恐れ、県内外に避難している。

 福島県の浜通り。原発禍の街を縦断する国道6号を車で走ると、道路沿いに、

「事故多発 牛と衝突」

「事故多発 猪と衝突」

 と書かれた看板が立てられている。

「夜になるとイノシシや飼い主を失った離れ牛が出てきて、車に突進するんだ」

 地元住民はそう言って苦笑したが、笑いごとではない。

 伊達市の仮設住宅に住む、4年前から取材に協力してくれるAさんは、飯舘村の実家に帰るたびに、ため息をついている。

「だってよ、村に帰るとイノシシやサルに家ん中も墓も荒らされてる。イノシシなんか『俺らの村に何しに来た?』なんて面で近寄って来るんだ。もう村は野生動物園になっちまったよ」

 原発禍の街が動物園とは、まったく笑えない話だが、昨年12月の南相馬市市議会を傍聴した際、農業を営む議員が一般質問で訴えていた。

「女性にかみつくイノシシやサルもいる。通学路にイノシシが出没するおそれもあり、児童の安全を確保すべきだ。アライグマやハクビシンも増えている。アライグマは狂犬病のウイルスを持っているため危険だ。捕獲した動物を処分する焼却施設も増設すべき‥‥」

 市役所に出向いて野生動物対策を聞くと、担当職員はこう説明した。

「地元の猟友会の協力でイノシシは年間1500頭、サルは200頭近く捕獲しています。捕獲した場合、イノシシなら写真と尻尾、サルは写真を持参すれば1頭につき報奨金2万円を出します」

 自分の畑にワナを仕掛け、イノシシを捕獲する知人が語る。

「原発事故の前なら、イノシシはボタン鍋で食えたけどね。今は放射能だらけで、1キロ当たり2万ベクレルもあって食えたもんじゃない(基準値は1キロ当たり100ベクレル)。あと、サルは、銃口を向けると『勘弁してください』と、言葉こそ発しないものの、拝むマネをするから、猟友会の連中は、『なかなか撃てないんだよな』と言ってたよ」

 南相馬市の町なかでも、子連れのイノシシやキツネが頻繁に出没している。

岡邦行(ルポライター)

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    スポーツ
    2026年06月24日 07:15

    ドジャース・大谷翔平の第二子誕生をめぐって、フェミニストを名乗る女性たちがSNS上で「多産DVだ」「年子出産は女性虐待だ」と騒いでいる。大谷夫妻は昨年4月20日に第一子誕生を報告、この6月20日に第二子誕生をアナウンスした。これら誹謗中傷コ...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    スポーツ
    2026年06月24日 11:30

    一発出たら同点。3-7と4点をリードされて迎えた7回裏、二死満塁の場面。この日いちばんの勝負どころで、広島・新井貴浩監督がベンチから送り出した代打は捕手・石原貴規だった。結果は空振り三振。最大の山場でなぜ、より長打を見込める打者を送り込まな...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    スポーツ
    2026年06月24日 13:30

    これはトレードのショーケースなのだろうか。そう思ってしまったのは、阪神タイガースの梅野隆太郎捕手が2軍から再昇格し、6月23日のヤクルト戦に即スタメン出場して攻守に高い能力を見せつけたことだ。1-0とリードした5回に二塁打を放ってチャンスメ...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    注目キーワード

    人気記事

    1. 1
    2. 2
    3. 3
    4. 4
    5. 5
    6. 6
    7. 7
    8. 8
    9. 9
    10. 10
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/6/23発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク