政治

小池百合子 橋下徹と合体?「新党クーデター」日本支配計画!(1)「都政で影響力を持たないと」

20160811g1st

 主要3候補が連日クローズアップ、18日間に及ぶ舌戦が展開された東京都知事選は、小池百合子氏の当選で決着を見た。その選挙戦の最中、自民党一強体制に殴り込みをかける、都政発の「クーデター」が企てられていたことを本誌はキャッチ。大メディアが報じない政変計画の全貌を白日の下にさらす。

 小池百合子氏(64)、増田寛也氏(64)、そして鳥越俊太郎氏(76)──。7月31日に投開票が行われた都知事選は、史上最多の21人が立候補しながら、三つ巴の激戦に終始した。自民党の了承を得ずに「先出しジャンケン」出馬に踏み切った小池氏が当初から最有力とされたが、実はこの出馬にあたり、極秘裏に「ある動き」が始まっていた。関西の政界関係者が、声を落としながらこう打ち明ける。

「おおさか維新の会が水面下で小池氏にアプローチしたのです。昨年12月の橋下徹氏(47)の政界引退を境に維新は急速に衰退しました。引退後も橋下氏は隠然たる影響力を維持していますが、党の『顔』を失ったマイナスは非常に大きい。現に7月の参院選では、お膝元の大阪、兵庫では3議席を獲得しましたが、奈良では落選。関西圏以外では東京で田中康夫元長野県知事(60)を担ぐなどして勢力拡大を試みたものの、6選挙区で全敗というありさまでした」(全国紙政治部デスク)

 そんな崖っぷちの維新が勢力奪還を期してすがったのが都知事選であり、小池氏だった。維新関係者が苦しい胸の内を明かす。

「ローカル政党という認識のままではこの先、立ち行かない。国政に影響力を持つにはまず、中央進出の足がかりとして、都政で影響力を持たないといけない、と考えたわけです。小池氏とタッグを組んで都政で勢力を拡大すれば、一度住民投票で否決された『大阪都構想』の再燃にも追い風になるだろうと‥‥」

 おおさか維新の会の支部の一つであり地域政党である大阪維新の会は今もなお、「大阪都構想」の実現を悲願として諦めていない。

 小池氏にとっても、このアプローチは悪い話ではなかった。都連を「ブラックボックス」と呼び、「一部の人によって、いつどこでかわからないように(都政が)決められている」と批判。大改革を宣言して乗り込もうとする彼女にとって、共闘勢力となりうる援軍は歓迎すべきものだったからだ。

 だが、一方で、東京では「おおさか」と名の付く党は受け入れられにくく、小池氏を利用しての勢力拡大には障害が立ちはだかる。ならばどうするか。維新関係者が続けて説明する。

「この作戦に伴い、8月23日に予定される党大会では党名変更を行う予定です。どうしても地域色が出てしまう『おおさか』の文字を取り、以前名乗っていた『日本維新の会』に戻すというものです」

 このひそかな動きを小池氏同様に歓迎したのは、安倍晋三総理(61)だった。

「悲願の憲法改正に向け、維新はどうしても必要な改憲賛成派勢力。改憲に慎重な公明党に対し、『維新の勢力が増せば、何ならそっちがいなくたっていいんだよ』という牽制にもなる。実は小池氏は第一次安倍政権で、国家安全保障担当の総理補佐官を務めていた。小池氏と安倍総理との関係は全然悪くないんです」(前出・政治部デスク)

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