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記事全文を読む→小池百合子に迫る「5つの壁」(2)東京地検特捜部始動で「豊洲カジノ化」加速
また新たな「闇」が明るみに出た。盛り土問題で大紛糾する豊洲新市場の地下水モニタリング調査で、青果棟がある区画から環境基準の1.4倍の有害物質ベンゼンと、1.9倍のヒ素が検出されたのだ。これで識者が築地市場移転の中止に言及するなど、すでにアサヒ芸能が報じた(9月15日号)豊洲の「カジノ化」がいっそう加速し始めている。
移転費用が当初の予定を大幅に上回る6000億円弱に膨らみ、違法建築疑惑、謎の地下水や盛り土問題までが次々と浮上。もはや豊洲への市場移転は現実的ではなく、民間に委託する形でカジノを建設し、つぎ込んだ大金を回収する──。
いわゆる「カジノ議連」の一員である小池氏が視野に入れるのは、そうした計画だ。現に、大手パチンコ機器メーカー「セガサミーホールディングス」と「ユニバーサルエンターテインメント(旧アルゼ)」が合弁会社を作り、カジノ参入を熱望して水面下での接触を開始している。
そこへさらに追い打ちをかける事態が発生。豊洲市場の建物工事を巡り、3年前に行われた入札に「疑惑」が噴出しているのだ。豊洲問題の暗部に詳しいジャーナリストが明かす。
「最初の入札が不調に終わり、2回目の入札が行われたのですが、どういうわけか、予定価格が60%以上も引き上げられていた。しかも1回目の入札不調後、都幹部が入札予定のゼネコン側にヒアリングを行い、積算価格を聞いていたことが判明しました。結果、複数のゼネコンが予定価格とほぼ同額で受注。その中のあるゼネコンの関係者からは『談合があった』『都サイドからリベートを要求された』との内部告発があったのです。この件で、すでに東京地検特捜部が捜査に動いているようです」
安全どころか、ずさん、疑惑にまみれた豊洲の地に対し、
「行き着く先はカジノ建設。もう豊洲に市場などできないことは小池氏もわかっています。しかし、いきなり今、発表するわけにはいかない。専門家を使い、豊洲が市場に向いていないことを裏付け、正当化するデータを収集しています。同時に議会でもさまざまな証人を呼んで説明させ、順序立ててコトを進めるつもりでいます」(都庁スタッフ)
これに伴い、現在の築地市場を新しく建て直すことになるが、事情を知る自民党議員はこう話す。
「建て直している間、一時的に晴海地区へ市場を移転し、また戻すことも考えられます」
豊洲市場の建設を請け負ったゼネコンの関係者は、
「カジノもウチが担当しますから」
と話しているといい、
「すでに『豊洲カジノ化』が伝わっているようです」(前出・ジャーナリスト)
今国会の焦点はTPP問題にあり、「カジノ法案」が審議、可決されるかどうかには不確定要素があるが、
「小池氏と親しく、カジノ推進派の自民党・二階俊博幹事長(77)が『ぜひやりたい』と積極的ですから」(政治部デスク)
「Xデー」は近づいている。
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