芸能
Posted on 2016年10月15日 09:57

宇多田ヒカル「全米3位」新作アルバム「Fantome」で見ていた「藤圭子の亡霊」

2016年10月15日 09:57

20161020d

 10年に突如、「人間活動に専念したい」と宣言後にロンドンへ移住し、活動を休止した宇多田ヒカル(33)が8年半ぶりにアルバム「Fantome」を発売し、旋風を巻き起こしている。そこには、3年前にビルから飛び降り、自ら命を絶った母親、藤圭子の「亡霊」が介在していたというのだが‥‥。

 10月1日に終了したNHK朝ドラ「とと姉ちゃん」では、主題歌「花束を君に」を担当。それも収録された宇多田の最新アルバムが、爆発的な勢いで売れている。

「CDが売れないこのご時世に、初週売り上げが25万3000枚。全米チャートでも3位を記録しています。本人も『どういうこと?』と驚くほどでした」(ワイドショースタッフ)

 実は今回のアルバムは、売れるかどうかよりも、彼女の「特別な気持ち」によって制作された経緯が重要なのだと、芸能関係者は言う。

「これは母である藤さんへ贈ったものなんです。アルバムのタイトルもフランス語で『幻』『気配』『亡霊』などの意味で、藤さんそのものを投影しています」

 藤、そして父・宇多田照實氏(68)と家族3人でユニットを組むなど、デビュー当時は仲がいいと評判だった宇多田ファミリーだが、実は母娘の間には長らく確執があった。ワイドショースタッフが解説する。

「宇多田は自身のプロデュース方針で揉める両親と、徐々に距離を置いていきました。02年に紀里谷和明氏(48)と結婚すると、藤さんは娘と縁を切るかのように世界中を放浪。関係を修復する機会もなく、疎遠のまま、13年に自ら命を絶ちました」

 突然の別れの翌年、宇多田はイタリア人バーテンダーと再婚し、男児を出産。

「子供ができたことで、母親を思うようになったそうです。すると日常的に藤さんの『幽霊』が目の前に現れた。『常に母親の存在を感じる』と周囲に漏らしていたそうです。子育て中、何をしていても悲しくなる時期が続いた、とも‥‥」(前出・芸能関係者)

 新作アルバムは、死してなお姿を見せる母親の鎮魂の意味があるといい、同時に至るところに藤へのリスペクトもかいま見られる。

「曲調は(かつての藤の歌のような)古いポップス色の強いものが多くなっています。ジャケットの宇多田のビジュアルは、藤さんソックリ。それは、わだかまりが残ったまま離れ離れになった母への『成仏してほしい』という思いからだそうですよ。アルバムを出したあと、宇多田は『気持ちが落ち着いて、母を見ることが少なくなった』と周囲に話しています」(前出・芸能関係者)

 このアルバムの大ヒットにより、NHK紅白出場の可能性も急浮上。NHK関係者によれば、

「そもそも、今年4月の復帰番組がNHKの『SONGS』でした。同じ経緯で紅白出場が実現したケースも多いだけに、期待大ですよ」

 藤は70年に紅白に初出場したが、73年に落選した際には「自ら命を絶とうとした」と報じられるほど紅白に強い思い入れを持っていた。

「77年に再び落選すると、『もう一度、紅白に選ばれたい。そしてこちらから辞退してやるの』と恩讐を募らせていた」(音楽関係者)

 宇多田の初出場がかなえば、紅白にまつわる藤の怨念も鎮められるかもしれない。

カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    スポーツ
    2026年07月01日 07:15

    森保ジャパンが挑んだサッカーW杯決勝トーナメント初戦のブラジル戦(6月30日・ヒューストン)は、MF佐野海舟のゴールで先制するも逆転負け。サッカー王国の壁に跳ね返された。続投論がある森保一監督だが、すでに2期8年の間、代表監督を務めており、...

    記事全文を読む→
    スポーツ
    2026年07月01日 11:15

    W杯決勝トーナメント1回戦で敗退したサッカー日本代表は4年後に向けて、コーチ陣を含むスタッフ人事が白熱し始めた。2期8年続いた森保体制で、常に言われていたことがある。それは森保一監督が「現役時代に海外リーグでプレーしたキャリアがない」という...

    記事全文を読む→
    スポーツ
    2026年07月01日 20:00

    国民的熱狂イベントとなったサッカーW杯の、日本代表戦のテレビ視聴率は、それぞれどうだったのか。日本は決勝トーナメント初戦でブラジルに敗退したが、グループリーグ3試合を含めた推移を整理してみたい。グループリーグ最初のオランダ戦はNHKが中継し...

    記事全文を読む→
    注目キーワード
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/7/7発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク