芸能

2016秋ドラマの「ドロドロ潰しあい現場」が地味にヤバイ!(2)テレ朝「相棒」が高樹沙耶の逮捕で…

20161117n

B 話はテレ朝に戻るけど、「ドクターX」の快進撃に水を差したのが、高樹沙耶の事件だ。高樹といえば、「相棒」のシーズン1から出演。平日の夕方に再放送されていたけど今回の逮捕を受けて、高樹が出ていた回が全てお蔵入りになるのは確実だ。

A 業界では「再放送の王様」と呼ばれる超優良コンテンツだった。高樹はシーズン1から出演し、過去に放送された約300話の「相棒」のうち、半分以上に出ていたというから頭が痛いだろうね。

B 上層部から「何とかならんか」と相談を受けた編成の担当者が、本気でモザイク入りの放送を検討したという話も、まんざら冗談ではないかもしれない。

C 不祥事といえば、8月に強姦致傷容疑で逮捕された俳優の高畑裕太。出演予定だったNHKの「真田丸」は、急きょ代役を立てて対応したけど、そのドタバタの影響でクランクアップしたのは10月の下旬。NHKの知人は「大河ドラマ史上でいちばん押した(撮影が伸びた)」とボヤいていたよ。尻拭いに奔走したドラマスタッフや共演者にしてみれば、二度と高畑の顔を拝みたくないだろう。

A 今年は日テレの「3年連続視聴率3冠」の阻止にかけていたテレ朝だけど、完全にツキに見放されたようだ。それを象徴するのがプロ野球の日本シリーズ中継。日テレが中継した唯一のゲームは、日ハムの優勝が決まった第6戦で25.1%(関東地区)を記録。もし6戦で広島が勝っていたら、7戦はテレ朝で中継する予定だっただけに、日テレ局内は「これでテレ朝に勝った」とお祭りムードだよ。

C 日テレは正社員に限らず、ヒット番組のスタッフには金一封を出すなど、現場のモチベーションを高めるのがうまい。実は朝の時間帯でも吉報があって、「スッキリ!!」がフジの「とくダネ!」を何年かぶりに月間平均視聴率で抜いたようだ。内々に局の編成担当から各スタッフに祝福メールが届いて、そこには「金一封」を予告するような内容が書かれていたらしい。

B 「スッキリ!!」といえば、スポンサーからの巨額融資を受けていた問題が影響して降板した上重(聡)アナ。局員に聞いた話では、局内でほとんど見かけないらしい。プロ野球のシーズン中は巨人戦の実況など“顔が見えない仕事”を地道にこなしていたけど、オフシーズンの今は何をやっているのかサッパリ。来年度には“スッキリ”とアナの肩書を失っているかもしれない。

A 「とくダネ!」は小倉智昭キャスターが、「週刊文春」に覚醒剤で逮捕された俳優の「資金源」と書かれてから、どうも主婦ウケが悪くなったようで、数字にもはっきり表れている。今すぐということはないけど、視聴者離れに歯止めがかからなければ、来年5月の70歳の誕生日か、再来年に迎える放送回数5000回を区切りに勇退ということも十分に考えられる。

C 話はだいぶそれたけど、日テレとテレ朝のトップ争いを尻目に、いちばん攻めていると言われているのがTBSだ。10月9日に放送された「オール芸人お笑い謝肉祭」がBPO(放送倫理・番組向上機構)の審議対象になったことがニュースになったけど‥‥。

B 今どき珍しく、「低俗」を絵に描いたような番組だったなぁ。特に問題視されたのは、ローションまみれの芸人が下半身をまる出しにするシーンだったそうだけど、1回きりの特番だったから冒険も許されたんだろうね。

C 現場の人間にとって、BPOはやっぱり怖い存在だよ。番組をどうこうする強制力はないけど、「放送倫理上問題あり」という「勧告」を受けると、まずスポンサーが離れていく。上層部も腰が引けてるから「じゃあ、打ち切りにするか」となる。現場にはテレビ番組ごとに契約しているフリーのスタッフが大勢いるわけで、レギュラーが打ち切りになると、それこそ多くのテレビマンが路頭に迷うわけだ。

A 打ち切りといえばSMAP解散とともに終了が決まった「スマスマ」(フジ系)。20年も続いた看板バラエティのラストが気になるところだけどね。

C 現場の人間は冷めたもので、打ち切りが決まると、あのキムタク口調で、「もうオール総集編でいいんじゃね?」と言う古参のスタッフもいて、つい先日、フジ局内の制作ルームに遊びに行ったら、バラエティフロアの奥に陣取っていたスマスマ班のデスクは閑散としていたよ。

カテゴリー: 芸能   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<マイクロスリ―プ>意識はあっても脳は強制終了の状態!?

    338173

    昼間に居眠りをしてしまう─。もしかしたら「マイクロスリープ」かもしれない。これは日中、覚醒している時に数秒間眠ってしまう現象だ。瞬間的な睡眠のため、自身に眠ったという感覚はないが、その瞬間の脳波は覚醒時とは異なり、睡眠に入っている状態である…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<紫外線対策>目の角膜にダメージ 白内障の危険も!?

    337752

    日差しにも初夏の気配を感じるこれからの季節は「紫外線」に注意が必要だ。紫外線は4月から強まり、7月にピークを迎える。野外イベントなど外出する機会も増える時期でもあるので、万全の対策を心がけたい。中年以上の男性は「日焼けした肌こそ男らしさの象…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<四十肩・五十肩>吊り革をつかむ時に肩が上がらない‥‥

    337241

    最近、肩が上がらない─。もしかしたら「四十肩・五十肩」かもしれない。これは肩の関節痛である肩関節周囲炎で、肩を高く上げたり水平に保つことが困難になる。40代で発症すれば「四十肩」、50代で発症すれば「五十肩」と年齢によって呼び名が変わるだけ…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
【戦慄秘話】「山一抗争」をめぐる記事で梅宮辰夫が激怒説教「こんなの、殺されちゃうよ!」
2
神宮球場「価格変動制チケット」が試合中に500円で叩き売り!1万2000円で事前購入した人の心中は…
3
巨人で埋もれる「3軍落ち」浅野翔吾と阿部監督と合わない秋広優人の先行き
4
永野芽郁の二股不倫スキャンダルが「キャスター」に及ぼす「大幅書き換え」の緊急対策
5
「島田紳助の登場」が確定的に!7月開始「ダウンタウンチャンネル」の中身