芸能
Posted on 2017年03月09日 09:58

ピコ太郎の武道館ライブ、ガチで7000人集まるも最初から大赤字だった!?

2017年03月09日 09:58

20170309_asagei_picotarob

「PPAP」の大ヒットで知られるピコ太郎が3月6日、日本武道館でライブを開催。五木ひろしや高須クリニックの高須院長、爆笑問題、東京スカパラダイスオーケストラといった大物ゲストが参加し、7000人の観客を大いに沸かせた。ライブ事情に詳しい音楽ライターは、本公演が成功だったと太鼓判を押す。

「ネットには会場の半分しか使っていなかったとバカにする声もありますが、最近の武道館ライブでは客席を潰して巨大なステージを作り、最初から7000人規模のライブとして制作するのが一般的。3階席まで埋まるなど、ライブとしては成功の部類です。ただ全体としては明らかに大赤字でしょうね」

 7000人でも赤字とは驚きだが、3000万円程度のチケット収入に対して、制作費は5000万円は下らないようだ。大型ステージには巨大なLEDスクリーンも設置され、大物芸能人を多数出演させたのに加えて海外からもゲストを呼ぶなどコストは膨れ上がるばかり。それでも主催者側としては問題ないというのである。前出の音楽ライターが続ける。

「今のピコ太郎は『PPAP』バブルが一服し、次の展開に移行する時期。アーティストではこういった場合、大型の宣伝キャンペーンを展開するものです。しかしターミナル駅の巨大ポスターやテレビCMに始まり、CDショップや雑誌・ウェブとのタイアップなど広告費は数千万円から1億円単位で飛んでいくもの。それに比べると各メディアで大きく取り上げられた今回の武道館ライブが、大きな広告効果を生んでいることは間違いありません」

 翌日の情報番組では各局が数分を費やしてこのライブを紹介し、これだけでも広告費換算で1000万円単位の価値があるはず。さらには出演者によるツイートやブログなどSNSでの拡散も相当な広告効果を生んでいる。アンチも含めてネットでピコ太郎を話題にすればするほど、今回の武道館ライブは大成功に近づくようだ。

(金田麻有)

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    社会
    2025年03月23日 05:55

    胃の調子が悪い─。食べすぎや飲みすぎ、ストレス、ウイルス感染など様々な原因が考えられるが、季節も大きく関係している。春は、朝から昼、昼から夜と1日の中の寒暖差が大きく変動するため胃腸の働きをコントロールしている自律神経のバランスが乱れやすく...

    記事全文を読む→
    社会
    2025年05月18日 05:55

    気候の変化が激しいこの時期は、「めまい」を発症しやすくなる。寒暖差だけでなく新年度で環境が変わったことにより、ストレスが増して、自律神経のバランスが乱れ、血管が収縮し、脳の血流が悪くなり、めまいを生じてしまうのだ。めまいは「目の前の景色がぐ...

    記事全文を読む→
    社会
    2025年05月25日 05:55

    急激な気温上昇で体がだるい、何となく気持ちが落ち込む─。もしかしたら「夏ウツ」かもしれない。ウツは季節を問わず1年を通して発症する。冬や春に発症する場合、過眠や過食を伴うことが多いが、夏ウツは不眠や食欲減退が現れることが特徴だ。加えて、不安...

    記事全文を読む→
    注目キーワード
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2025/6/24発売
    ■620円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク