太陽系のように、太陽の近くには水星や地球のような小柄な岩石惑星があり、遠くには木星や土星のような巨大なガス惑星が鎮座する。これまでは、これが宇宙の普遍的なルール、いわば「銀河の交通整理」だと信じられてきた。ところが今年4月、ESA(欧州宇宙...
記事全文を読む→さあ一丁、ブワァーっと植木等だ!(3)弟子を理不尽に怒鳴らない
小松政夫は植木の付き人を3年ほど務めたが、1度も頭ごなしに怒鳴られたことがない。いつも植木に喜んでもらうことだけを念頭に置き、車の運転にも身の回りの世話にも励んだ。
それでも、ある事情で1度だけ怒鳴られたと明かす。
「これは初めて話すことなんだけど、僕がオヤジのもとから独立することが決まり、そのお祝いにとスーツを仕立ててくれた。小松政夫の芸名もオヤジがつけてくれたものだけど、ネームを入れる段になって、まだ気後れがあったので、本名の松崎雅臣で入れたんです。そしたらオヤジに『お前はもう小松政夫だろ! もう1着、作り直せ』って。まあ、1着はもうかったことになりますが(笑)」
もちろん、植木の真意は「自分の名前に堂々としていろ」である。そんな小松から何代かあとの付き人になったのが、タレントの島崎俊郎である。昭和48年、島崎はまだ18歳の若さだった。
「正確にはクレージー全員を4人の付き人で担当するという形だったんですが、僕が挨拶に行ったら、植木さんたちの目がとんでもなく怖かった。実は、僕の4日前までいた付き人が、メンバー全員の財布を盗んで逃げたからだったんです」
島崎は映画館で「無責任シリーズ」に爆笑していた一ファンだった。憧れの植木を前に、最も気を遣ったのが「出前のタイミング」だったという。
「植木さんは決まって天丼とかけうどん。ところがロケの場合は、進行によっては時間が押してしまうことがよくある。そのタイミングを見ながら電話して、ジャストのタイミングで出前が届くと植木さんに『さすが、京都高校選抜』とほめてくれる。僕がサッカーの選抜選手だったことを持ち上げてくれるんです」
島崎も小松政夫と同様に、1度も理不尽に怒鳴られたことがない。島崎はやがて、クレージーの流れをくむ音楽コントを取り入れた「ヒップアップ」でブレイク。さらに島崎個人としても「アダモちゃん」が有名だが、ここにも植木の影響があるという。
「植木さんは静かで常識人の面があるから、逆に『無責任男』でパーンとはじけることができる。僕も根はまじめな性格なので、自分の出番直前にスイッチを入れて『アダモちゃん』に吹っ切ったところはありました」
さて植木は、クレージーのメンバーの中でも、谷啓と犬塚弘には特別に目をかけていた。クレージーとしての活動がほとんどなくなった時期も、舞台に専念していた犬塚の公演には必ず顔を見せたという。
「舞台が終わると楽屋にやって来て、僕の本名の『おい、ひろむ!』と呼んでから『最後のカーテンコール、あれはないぞ』と言うんです。お前が主役なんだから、もっと両手を広げて、右足を引いて、膝を曲げてお客さんにアピールしろと。あれを聞いた時『ああ、兄貴だ』と思ったね。いつでも僕のことを見てくれている愛情を感じた」
3月23日で87歳になる犬塚は、植木の思い出を語りながら、こらえきれずに嗚咽を洩らす。激動の戦後芸能史を生きてきた者だけが知る絆がそこにある。
そして20年の東京五輪を前に、植木の豪快な笑い声がイメージキャラクターとして、たびたびCMから流れてくる。特集上映や記念展示会も相次ぐなど、稀代のコメディアンの残像は、「さあ一丁、ブワァーッと」輝きを増すばかりである。
アサ芸チョイス
AIは本当に人類を終わらせるのか。専門家のとある主張が世界を震撼させている。その「AI終末論」は、AI開発企業アンソロピックに勤めていた元研究員、ジェイコブ・コクソン氏によるもの。Xで「AI研究関係者の多くが、AIは今後10年以内に人類を破...
記事全文を読む→「ゾンビたばこ」と呼ばれる指定薬物「エトミデート」は、広島カープに大きな衝撃を与えた忌まわしいブツだ。元広島カープの羽月隆太郎氏にこれを譲り渡したとして医薬品医療機器法違反の罪に問われた会社役員・滝口涼介被告の初公判が9月16日に広島地裁で...
記事全文を読む→20世紀最大級のミステリーと言われてきた、イギリス・スコットランドのネス湖に生息するという未確認動物(UMA)の「ネッシー」に、再び熱い視線が注がれている。いったいなぜか。一時期は目撃情報が激減し、専門家からは死亡説や、人間の活動を警戒して...
記事全文を読む→

