今年7月、前社長の亀山千広氏に代わって、元BSフジ社長の宮内正喜氏を新社長として迎えたフジテレビ。
61歳の亀山元社長と比べ、宮内新社長は12歳年上の73歳。一回り以上年長の新社長誕生が話題となった。
一方、同局の番組に出演する女子アナに関しては大幅な若返り策が計画されているようだ。
「入社16年目で38歳の中村仁美アナが営業局へ移動の内示を受けた結果、7月に退社してしまいましたが、『ベテラン女子アナ外し』の流れはまだまだ続きそうですよ」と語るのは同局関係者。
「いま、社内でしきりに言われているのが『今後、アラサー以上の女子アナの居場所がなくなってしまうのでは』という話。『20代前半のアナに次々と出番を奪われるのではないか』と囁かれているんです」
確かに、今春入社したばかりの久慈暁子アナが「めざましテレビ」に番組史上最速で抜擢されるなど若返りへの意欲が同局に窺えるが、これはどういった意図によるものなのか。
「2011年から続く“フジテレビ暗黒時代”のムードを一掃しようという社内の空気です。そういった意味で、三田友梨佳アナ、生野陽子アナ、久代萌美アナら、知名度の高いアナでもまったく油断できない。もっとも、その背景には“楽観的な現状”が絡んでくるんですが」(前出・同局関係者)
いまだ暗黒時代から脱却できていない同局の“楽観的な現状”とは?
「ここ数年のうちに入社した女子アナのポテンシャルが異様に高いんです。今年の久慈アナはもちろん、昨年の堤礼実アナ、鈴木唯アナも早くも主力級の実力をつけつつある。一昨年入社の宮司愛海アナはすでにエースの風格。むしろ若返りに傾くのは自然の流れだと言えますよ」
低迷の続くフジテレビ。女子アナ若返り策で再浮上なるか。
(白川健一)