芸能

「勝新の銀座の払い」に東奔西走した勝プロ元常務

「勝新太郎さんの右腕だった真田正典さんの場合は、裕次郎さんと違って、より破天荒な勝さんについていた。右腕、軍師という立場と女房役としての立場の双方を使わなければいけなかった。大変だったと思いますよ」

 勝新は無頼な(に見せた)性格と奔放な私生活で有名だったが、銀座に繰り出せば、さほど関係ない人も含め50人ほどの勘定を払うなどということもザラ。その“実務処理”をしていたのも真田氏だ。

「スターの顔を潰さないように、翌日などにこまめに店に行って事後処理をしていく。イメージも崩れないようにね。ただ、それがとめどなく続くワケですから心労はハンパではなかったと思うけど(笑)」

 そして、その根底には勝に対するリスペクトがあるというのだ。

 彼ら大スターの軍師の特徴は、ボスへの忠誠心と裏方に徹するということ。これは何もナンバー2のあり方だけではなかったという。

「山口百恵というスターを作り上げたのは堀さん(ホリプロ創業者・掘威夫氏)。この堀さんやナベシンさん(渡辺プロ創業者・渡辺晋氏)に共通しているのはバンドマンだったということ。常に後ろから主役を見続けてきて、どうすれば輝かすことができるかを会得しているのです」

 これもまた軍師の目と言えるのではないだろうか。

カテゴリー: 芸能   タグ: ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<マイクロスリ―プ>意識はあっても脳は強制終了の状態!?

    338173

    昼間に居眠りをしてしまう─。もしかしたら「マイクロスリープ」かもしれない。これは日中、覚醒している時に数秒間眠ってしまう現象だ。瞬間的な睡眠のため、自身に眠ったという感覚はないが、その瞬間の脳波は覚醒時とは異なり、睡眠に入っている状態である…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<紫外線対策>目の角膜にダメージ 白内障の危険も!?

    337752

    日差しにも初夏の気配を感じるこれからの季節は「紫外線」に注意が必要だ。紫外線は4月から強まり、7月にピークを迎える。野外イベントなど外出する機会も増える時期でもあるので、万全の対策を心がけたい。中年以上の男性は「日焼けした肌こそ男らしさの象…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<四十肩・五十肩>吊り革をつかむ時に肩が上がらない‥‥

    337241

    最近、肩が上がらない─。もしかしたら「四十肩・五十肩」かもしれない。これは肩の関節痛である肩関節周囲炎で、肩を高く上げたり水平に保つことが困難になる。40代で発症すれば「四十肩」、50代で発症すれば「五十肩」と年齢によって呼び名が変わるだけ…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
「京都崩壊」の信じがたい現実…外国人観光客専用都市に激変した「不気味な風景」
2
商品価値が落ちたヤクルト・村上宗隆「メジャー計画変更」で大谷翔平と同じ道を
3
土壌ラドン濃度・衛星観測・上空発光…火山噴火と大地震「前兆キャッチ」の新技術がスゴイ!
4
山尾志桜里の「公認取り消し」騒動を起こした玉木雄一郎は「榛葉幹事長人気に焦った」って!?
5
フジテレビ・山本賢太アナが行方不明に!? 「代役」登場と「謎のテロップ」