芸能

輝く!「有名人スキャンダル大賞」2017年下半期(5)長谷川豊はもう殿堂入り!

 籠池夫妻が長期勾留。キャラ的には相当な怪人ですよ。文科省の役人とのやり取りなんか、「これって時代劇?」と思わせた。

 しかし、この長期勾留はありえない異常事態だよ。

 「SPA!」の「好きな男、嫌いな男」で、ボクがずっと対談を担当してるんですけど、今年、ついに相手が福山雅治になって。

 福山さん、好きな男にランクインするから出てきちゃダメじゃないですか。

 もう殿堂入りしたんで、解禁になったんですよ。「今年、福山さんが気になった人、いますか」って聞いたら、「いい悪いとか、思想とか関係なく、籠池夫妻です」。さすがのチョイスでしたね。

 惜しいよね。檻の中に入れられてんのが。

 籠の中に。

 子供たちも全員すごい。

 次男は元相撲取りだ。

 映画「全員死刑」の元ネタになった家族みたいですね(笑)。

 つながったね、相撲のオープニングと(笑)。みんな死んでいくっていう。いしだ壱成もアサヒ芸能人の領域に入ってきたね。ハゲ騒動とかさ。

 いしだ壱成、三田佳子の次男がまた騒動を。アサヒ芸能人の殿堂入りしていた2世のクスリ問題に、清水良太郎が世代交代として入ってくる感じ。

 昔、ライブで一緒になったんだけど、いしださんと武田真治さんのコンビの話は、永久に聞いてたいくらい、おもしろかったですよ。「『噂の眞相』、あの雑誌に書いてあることは、全て本当のことです!」つって。

 武田真治も告発されてましたもんね、当時。楽屋で千葉麗子に「フェラしろ」と迫ったという。

 昔、いしだが「未成年」というドラマで主役でさ、今、また未成年とつきあってワイドショーの主役に。その繰り返しの妙が長く見てる人にはあるけど、若い人は「未成年とつきあってる」だけになるよね。

 急に休業って大丈夫?とか思っちゃうな。

 石田純一に隠し子・いしだ壱成が発覚した時に、女性誌の記事で忘れられないのが、記者が自宅に行って、近所の人のコメントを取るんですよ。「いつもあそこの家はいろんな人たちが集まって変な匂いがしています」って。お母さんがヒッピーなんですよね。

 アメリカとかだったらけっこういるタイプの。

 高樹沙耶イズム的な。

 (ハリウッドの大物映画プロデューサー・)ハーヴェイ・ワインスタインのセクハラ問題。日本だって、本気でやったら大きな芸能事務所の偉い人も全部いなくなるだろうし、有名なカメラマンも全部いなくなっちゃいますよ。

 昔と今では、ルールがまるで違う。「保毛尾田保毛男」もそうだけど、今だったら一発でアウトかな。

 やべえ、俺の芸名なんて。いつやられるかもしんない。よく生きてるよ。

 文壇バーでの西部邁さんの指摘は正しかったんですよ。「玉袋くん、そんな名前を付けられて腹が立たないのか」って言われたじゃない(笑)。

 電波少年のT部長こと土屋敏男さんを「日本のワインスタインと言われてる人です」と紹介したら、すげえ微妙な空気になったよ。

 でも、ワインスタインの場合は、権力構造とセットだから超悪質ですよね。

 超悪質だけど、実際、賞も獲らせている。

 それで「恋に落ちたシェイクスピア」の賞を剥奪とか言ってるんだけど、それはカネで買われた会員も同罪じゃねえかって。作品自体には別に罪はないわけで。スタローンも、本人は否定してるけど、昔、ボディガードと3Pさせられたっていうのを告発されてますよね。そのボディガードは、やっぱりそれなりの札付きだったみたいで、のちに射殺されてるんですよね。

 え!

 さて、下半期のスキャンダル大賞は誰だろう?

 長谷川豊イジリは飽きましたね。

 豊はもう殿堂入りだ。

 ボクは石原真理子かなあ。

 俺は安東さん。追突事故もあったけど、カー・オブ・ザ・イヤーの選考委員だからね。

 僕はワインスタインで。

 俺は「このハゲーッ!!」にしておく。豊田真由子自体は上半期の事件なんだけど、流行語大賞に忖度されて選ばれなかったということで。

 やはり、大賞は太川陽介かな。離婚はしないと言っていたけど、太陽が沈む可能性も。サンミュージックで太川陽介だもんなあ。

 藤吉さんのあのたたずまい。いやらしいなあと思って。ちょっと興奮しちゃいましたよ(笑)。今年はサイコパスブームだった。それと、富岡八幡宮しかり、特権化されたブラックボックスは、問題が起きやすい。

 おカネが緩いんだと思うよ。相撲もそう。海老名家も一緒で、海老名家の地下室もさまざまな利権の御祝儀袋を巡ってね。やっぱりおカネなんだなあ人間って、と思うよ。

 よし、決定。死屍ルイルイだよ。

<座談会メンバー>

水:水道橋博士 1962年生まれ。岡山県出身。現在「バラいろダンディ」(MXテレビ)、「別冊アサ(秘)ジャーナル」(TBS)、「ゴゴスマ」(TBS)、「水道橋博士のムラッとびんびんテレビ」(J:COM)などに出演。最新刊は「藝人春秋2」(文藝春秋)。自身が編集長を務める日本最大級の有料メールマガジン「水道橋博士のメルマ旬報」好評配信中。

玉:玉袋筋太郎 1967年生まれ。東京都出身。現在「バラいろダンディ」(MXテレビ)、「別冊アサ(秘)ジャーナル」(TBS)、「ぴったんこカン・カン」(TBS)、「たまたま、きよし。お財布万歳!」(SPEEDチャンネル)、「たまむすび」(TBSラジオ)などに出演。最新刊は「疾風怒濤!!プロレス取調室」(毎日新聞出版)。一般社団法人全日本スナック連盟会長。

吉:吉田豪 1970年生まれ。東京都出身。プロ書評家、プロインタビュアー、ライター。徹底した事前調査をもとにしたインタビューに定評があり、取材対象についての知識は本人をしのぐと言われる。「サブカル・スーパースター鬱伝」(徳間書店)、「吉田豪の喋る!!道場破りプロレスラーガチンコインタビュー集」(白夜書房)など著作は多数。

宇:宇多丸 1969年生まれ。東京都出身。89年、大学在学中に「ライムスター」を結成し、日本ヒップホップの黎明期よりシーンを牽引。アイドル、映画の評論家としての顔も持ち、07年から開始された「ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル」(TBSラジオ)でラジオ・パーソナリティとしてもブレイクした。

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