綿矢ボケて凶暴になったり攻撃的になったりする人がいる一方、意地悪だった人が優しくなったり、昔の人格に戻ったりすることもあって不思議です。ボケたあとの人格は自分でまったくコントロールできないのか、それとも深層心理でコントロールしているのでしょ...
記事全文を読む→五木寛之
綿矢どうやって独自の養生法を編み出していらっしゃるんですか。五木毎年、歩行などフィジカルのテーマを1つ決めてそれをやる。例えば「今年は咀嚼をメインにやろう」と決めたら、上から下へ嚙んでいるのか、左右に歯ぎしりするように嚙んでいるのか、どこま...
記事全文を読む→遊行期 オレたちはどうボケるか五木寛之/990円・朝日新書人生100年時代というけれど、長生きするほど心身の衰えやボケなど悩みは尽きない。生涯をいかに楽しく生き抜くか─。直木賞作家で92歳の五木寛之氏と綿矢りさ氏が「老いとの向き合い方」につ...
記事全文を読む→五木これから高齢に向かう人たちにメッセージを発するとしたら、「年なんか気にするな」という考え方がひとつ。年なんか気にしないで好きなことをやって不良老年になれということと、反対にしっかり年を意識して死を見つめてそれなりの充実した老後を過ごせと...
記事全文を読む→五木自分の死後、宇宙のゴミになるのか、あるいは来世とか後生(ごしょう)というか、そのへんはどういうふうに?椎名そういう関係の本を読み過ぎてちょっといま、迷いが来てまして(笑)、以前はカッコつけて、どこか適当なところに捨ててくれみたいなことを...
記事全文を読む→五木最近は、どういうわけか、銀行関係の講演の依頼が多いんだよね。たいがい相続のセミナーなんですが、兄弟で親から相続した土地を争うみたいなドライな相続の話にみんなうんざりしてるんじゃないのかな。そこでぼくは、そんな相続よりも“心の相続”という...
記事全文を読む→五木椎名さんはリアリティをもって自分が死ぬと感じたことはありますか?椎名かつて一度だけ、外国で。馬で雪の積もった大きな山を目指したときに、「馬は上に逃げようとするから絶対に行かせないように」とさんざん言われてたんですが、うっかりして気がつい...
記事全文を読む→──今年もいろいろな方が物故されました‥‥。五木よく、同世代や同業の方が亡くなられて寂しいでしょうと聞かれるんですが、ぼくは全然寂しくないんですよね。井上ひさし、野坂昭如、そして一昨年は大橋巨泉、永六輔、みんな昭和一ケタ生まれの同世代がどん...
記事全文を読む→椎名日本人の死生観については、死と墓を結びつけて考え過ぎてるのではないかとぼくは思っています。大昔は死んだらそれこそ野ざらしでそのあたりの谷に死体を捨てても大丈夫だった。いまはそういう自由がなくなっちゃってるから、日本の死生観ってのがおかし...
記事全文を読む→椎名ぼくはいまピックアップトラックに乗ってるんですが、家へ帰るときに、かつて田んぼだったあぜ道を道路にしたようなすごく入り組んだ道の狭い道を走るのが怖いんですね。五木へえ。いまも運転されてるんですか。うらやましい(笑)。ぼくは65歳で運転を...
記事全文を読む→五木昔は人生50年とか言ってたでしょう。いまはそれが倍になって、75歳からあと25年間も生きる可能性があるという。人生後半の4分の1、75歳から100歳までの間をどう生きるか、そしてその後に何が待っているのかとか。もう“老い”の時期を過ぎて...
記事全文を読む→五木椎名さんは4年ほど前に『ぼくは眠れない』(新潮新書)という本を出されてますね。不眠に悩まされているとありましたが、最近は眠れてますか?椎名眠れないですねぇ。五木ぼくは椎名さんのご本を読んで、ものすごく意を強くした(笑)。最近ぼくもよく眠...
記事全文を読む→2018年のNo.1ベストセラー『君たちはどう生きるか』へアサ芸が送るアンサーは、『僕たちはどう死ぬるか』!人生100年時代と言われ、70歳定年も取りざたされる昨今、50歳を前半生とすれば、同じく50年の歳月が待ち受けていることになる。この...
記事全文を読む→彼女との交流では、こんなことも思い出される。結婚後のある時、私の自宅に、女優らしからぬ地味な服装でやってきた。ティータイムで熱い紅茶をゴディバのチョコレートなどのお菓子と一緒に出そうと、「ダージリンとアールグレイ、どっちがいいですか」と聞い...
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