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記事全文を読む→現場作業員が独占激白!福島原発4号機 「燃料棒取り出し」の凄絶実態!(1)
去る11月18日から始まった福島第一原発4号機の燃料棒取り出し作業──。燃料プール内に散乱する瓦礫が取り出しの邪魔になり、空気に触れると高濃度の放射能が拡散、「全員即死」の最悪事態も懸念される。この1年で本当に無事に作業は終わるのか。かつてない恐怖の中で任務につく現場作業員が証言した!
接触した福島原発の現場作業員の一人は、4号機で現在行われている燃料棒取り出し作業について、まずはこう不安を指摘する。
「一見すると、燃料棒が入ったプールは何の変哲もないように見えますが、とんでもない。よく見ると、原発事故の際の瓦礫だらけです。1回目の作業では未使用の新燃料棒を22体取り出しましたが、これから使用済み燃料棒をラックから慎重に抜いてプール内でキャスクに収め、それをトラックに積み込んで、100メートル離れた新しいプールに移さなければならない。かつて定期検査の日が来ると、燃料棒を移し替え、プールの水を抜いてプールの壁面をたわしでゴシゴシこすっていた。掃除は外国人がやることが多かったですが、潜水服を着て、エアホースで潜水服に酸素を送り込み作業をやっていた。作業員は世界一危険な仕事と言っていたが、今回の作業はそれを上回る危険と隣り合わせ。作業そのものは機械化されているが、目視も必要です。はたして燃料棒を何事もなく抜き取ることができるのか。非常に心配ですね」
燃料棒は直径1センチ、全長4メートルの細長いもので表面を金属の筒が覆っている。
キャスクと呼ばれる鋼鉄と鉛でできた容器をプールの底に沈め、1本1本燃料棒を収め、22体になったら巨大なクレーンでつり上げてトラックに移す、という作業がこれから1年間続く。
仮にうまくいったとしても、これは4号機の作業工程。1~3号機については燃料棒がどんな状態なのかさえわかっていないのだ。
社会部記者が語る。
「11年3月11日の事故では電源喪失によって冷却水が徐々に失われ、燃料棒の頭頂部まで水位が低下。やがて燃料棒が露出し、核燃料は溶けて崩落してしまいました。このことからもわかるように、使用済み燃料棒は空気に触れると溶融し、大量の放射能を拡散。作業員は全員即死します」
そのため、現場はピリピリした緊張感に包まれているという。
「でもね、作業をしていると、恐怖の感覚が麻痺するんですよ。いや、そうしないと耐えきれません。燃料棒が空気に触れると、全員死ぬ。そんなことはわかっていますが、それを突き詰めて考えてもしかたない。作業は無事終わると信じてやり遂げるしかないじゃないですか」(前出・作業員)
津波により電源を喪失した時、福島第一原発の吉田昌郎元所長(故人)の機転でプールには燃料を冷やすための海水が注入されている。
この作業員は海水が注入されたデメリットが心配だとこう続けた。
「燃料棒には先端にフックが付いていて、そこにクレーンの先を引っ掛けキャスクを入れるわけですが、そのフックが腐食して抜けてしまわないだろうか。でも、いろいろありすぎて、そんな不安も感じなくなってしまうんです」
ちなみに、京都大学原子炉実験所の小出裕章助教に海水注入による燃料棒の腐食について尋ねたところ、「そういう心配はありません」とのことで、使用済み燃料棒を作業中に1本落とした程度では東日本全域を巻き込む大事故にはつながらないという。
だが、作業員にしてみれば考えれば考えるほど生きた心地がしないに違いない。
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