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記事全文を読む→星野仙一氏の急逝を巡る野球特番に見た「違和感」
「とてもいいエピソードだっただけに、タイミングが悪かった…」と、とあるテレビ誌ライターが語るのは、7日にテレビ朝日で放送された「ビートたけしのスポーツ大将特別編 私はコレでメダルを獲りました」に出演した元プロ野球選手G.G.佐藤氏が語った2008年の北京五輪での痛恨エラーの真実についてだ。
当時の日本代表監督・星野仙一氏が4日に急逝して間もないオンエアだった。
「収録は昨年末だと思いますので、このような訃報は思いもよらぬことだったと思います。それだけに、エラーの真相として語られた『星野監督、田淵(幸一)コーチ、山本(浩二)コーチが怖くて緊張した』というオチャラケが薄ら寒いものになってしまいました」(前出・テレビ誌ライター)
その後、G.G.佐藤は代表選出についてのトークの際も、その年の前半に月間MVPも獲得したほど絶好調だったというVTRを受けて「(自分は)呼ばざるをえない選手でした」と言い、笑いをとっていた。
「あのエラー以降、『戦犯』としてのバッシングだけでなく、通常の試合でG.G.佐藤のところにフライが上がると観客がザワついてしまうという有り様でした。翌2009年も好成績を残してはいますが、実際にあのエラーで選手としての輝きを失ってしまった部分があったかと思います。なので、このことを本人が明るく話していること自体は、野球ファンにとってうれしいものであったはずなのですが…」(前出・テレビ誌ライター)
8日には、「ファン1万人がガチで投票! プロ野球総選挙」(テレビ朝日系)が放送された。こちらも事前の収録だったことが推察されるが、番組の最後に追悼のVTRが放送された。
「星野仙一さんの現役時代から楽天監督時代の球団初の日本一までの軌跡を見せてくれました。投手部門5位の田中将大(ヤンキース)の紹介VTRも、楽天時代の星野監督とのシーンを長めに使っていました。ただ、最後に少し不思議な編集が…」(前出・テレビ誌ライター)
星野仙一氏の名言にもなっているのが、楽天が日本一に輝いた後のスピーチ。
「東北の子どもたち、全国の子どもたち、被災者の皆さんに、これだけ勇気を与えた選手を褒めてやってください。最後はあいつ(田中将大)がふさわしいだろうと彼に託した」
24勝0敗1セーブというとんでもない記録を打ち立てて、楽天の日本一に貢献した田中将大を日本シリーズ最後のマウンドに送り出したことについて語ったものだ。
「このシーンは、田中将大の紹介時にも流されていたのですが、番組の最後の最後に『東北の子どもたち、全国の子どもたち。ありがとう』とかなり強引に端折った編集で、もう一度放送されました。違和感が拭えなかったですね」(前出・テレビ誌ライター)
生前より、子どもと野球の結びつきについて熱い思いを語っていた星野氏だったが、故人に敬意を表するなら、コンパクトな編集は避けたほうが良かったのかも知れない。偉大な野球人のご冥福を祈りたい。
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