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記事全文を読む→飲み屋で実践したい“血圧新基準値・147”死守の新常識
酒好きオヤジ族に朗報か!? 健康のバロメーターとされる「血圧」の基準が「147」へと大幅に緩和されることが発表された。だが安心してはいけない。オヤジが「正常値」を死守するためには、それ相応の食べ合わせも要求されるのだ。
コトの発端は、4月4日に日本人間ドック学会などが「新たな健診の基本検査と基準の範囲」とした報告をまとめたことがキッカケだった。これは人間ドックを11年に受診した150万人から抽出した約1万人の健康人のデータをまとめたものだ。その結果、全27項目のうち血糖値、中性脂肪、コレステロールなどの「成人病の指標」に対し、これまでより緩やかな基準値が提示されたのだ。
中でも中高年を中心に3000万人の患者がいるとされる「血圧」の値は従来の「130未満」から「147まで」と大幅に修正されたことで「新基準なら薬を飲まなくてもいいことになるハズ」「今まで飲んでいた降圧剤が処方されなくなる?」など、戸惑いの声が上がっているのである。
この“新基準”について「高血圧は薬で下げるな!」(角川書店)など医薬品の安全使用問題に詳しい浜六郎医師は訴える。
「とにかく、今までの基準値が低すぎたんです。99年にWHO(世界保健機関)と世界の高血圧学会が基準値を改めて以降、日本でも基準値の上限は、どんどん下げられました。09年には高血圧学会があらゆる年齢で『140以下』、14年には『130以下』とするガイドラインを発表し、多くの人が降圧剤を使うようになった。今回の基準でもまだ厳しすぎると思うが、99年以前の状態に改善されたと思います」
高血圧対策の治療法としては、降圧剤が一般的だが、最近では、脳梗塞や腎臓病、うつ症状といった副作用の問題も指摘されており、今回の新基準で大幅に患者数が激減することも予想される。しかし、これには思わぬ落とし穴が待ち構えている。
「実は、この新基準を発表後、あまりの反響の大きさに学会はその3日後には『今すぐ学会判定基準を変更するものではない』とし、あくまで中間報告だという追加コメントを発表。数字が一人歩きするのをけん制しており、6月の最終報告までは、安穏とできない」(医療ジャーナリスト)
前出・浜医師も、降圧剤の弊害を指摘する。
「誰でも年を取れば、動脈硬化が進み血液の流れが悪くなる。そのため血圧を高くして体中の組織に栄養分や酸素を送り込むようにしているわけです。それにもかかわらず降圧剤などで無理やり血圧を下げれば、かえって悪影響が出てしまうことになりかねない」
電圧が下がれば電球は暗くなり、機械も動かなくなるのと同様に、人間の体が正常に動くために、むしろ一定の血圧は必要だというのが、浜医師の主張なのだ。
思わず気が大きくなりそうな今回の新基準だが、「高血圧ならソバより牛丼」(アスコム)など、高血圧など循環器を専門とする東京都健康長寿医療センター顧問・桑島巌氏は、血圧の基準値による一喜一憂に苦言を呈する。
「血圧測定は科学的な占いだと考えていただきたい。つまり、血圧はある程度以上になると将来的に脳卒中や心筋梗塞になるため、そうならないように予防しているわけです。確かに130未満では低すぎると思うが、現在は追跡調査などさまざまな証拠が出ており、血圧の基準値は『140─90』とすべきだと考えます」
そのうえで、高血圧にならないために注意すべき点は肥満、喫煙、そして食事の3つをあげた。
「特に血圧を上げる塩分(ナトリウム)には気をつける必要があります。しかし、食品の中にはそのナトリウムを尿に流して、血流をスムーズにする成分があります。その代表がカリウム、マグネシウム、カルシウムの3つの成分になります」
特に減圧効果があるのが、くるみなどナッツ類だというが、これを居酒屋のメニューに当てはめてみると、冷奴、納豆などの大豆食品が脱・高血圧にお勧めメニューとなる。
「夏場にはゆでたての枝豆もいいでしょう。ただし味付けはナトリウムの少ない天然塩を使ったものがいい。冷奴の味付けには減塩しょうゆを使うのがより効果的。マグネシウムを多く含んだほうれん草との相性も抜群でしょう」(前出・桑島氏)
この他、わかめ、ひじき、もずくなどの海産物や酢の物、野菜ではマグネシウムを多く含んだブロッコリーなども減塩効果があるという。
「これらの食品をバランスよく食べることで体の中から減塩ができることになる」(前出・桑島氏)
夏を控え、高血圧が気になるオヤジ世代には、枝豆とほうれん草のW攻撃で、高血圧を撃退できるかも──。
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