政治
Posted on 2019年01月11日 17:55

天才テリー伊藤対談「安田純平」(4)安田さんは侍役が似合うと思うんだ

2019年01月11日 17:55

テリー 帰国が決まった時は、もちろん喜びがあったでしょうが、それ以外の思いはありましたか。

安田 「こちらにいる間に、自分を拘束した組織の正体を暴きたい」とずっと思っていました。もう一度、現地を取材して帰りたいと。実はトルコの情報機関に引き渡されて移動する間に「日本政府にはまだ、解放されたことを連絡しないでほしい」と伝えていたんです。

テリー 本当に!?

安田 身代金を支払う場合は、人質が生きている証明が絶対に必要なんです。しかし、それを2年半以上書かされていなかったので、間違いなく身代金は払われていない。でも、解放されてすぐ日本の迎えが来たら、払われたと思われるじゃないですか。だから、いくらかのタイムラグが欲しかったんです。で、日本側が解放の事実を知るまでの間に取材ができるといいな、と思っていましたが、実際にはかなわなかったんです。

テリー その段階でまだファイティングポーズを取れるなんて、根性据わっていますね。

安田 いえいえ、せめて自分の失敗を取り戻して帰りたかっただけです。

テリー ということは、今後また現地に赴いて取材をされるんですか?

安田 現段階では言えないんですが、方法はいろいろあると思いますので。とにかく今回の事実関係はハッキリさせたい、落とし前はきっちりつけなければ、と思っています。

テリー 彼らの正体を暴くまでは‥‥。

安田 そうです。今の段階では、身代金の有無も含めて本当に何もわかっていませんし、そういう情報なしでは、いただく批判に対して答えることもできませんから。

テリー 実に男らしいね。アサ芸だから、これも言っちゃおうかな。我ながら不謹慎だとも思うんですが、帰国後の記者会見を見ていて「お、安田さんの顔つき、実にカッコイイな。まるで侍みたいだよ」って感じたんですよ。

安田 ハハハ、それはどうも。でも、ひどいヒゲ面だったからじゃないですか。

テリー もともと男前なんだけれど、あの時は特に頬もゲッソリしていて、でもすごくりりしくて、まるで幕末を駆け抜けた侍みたいに見えたんですね。

安田 昔、エキストラなら時代劇に出てみたいな、なんて少し思ったことはありますけれど‥‥(笑)。

テリー そう、僕も安田さんは役者をやればいいのにな、と考えていたんです。

安田 いやあ、お芝居なんて無理ですよ。

テリー 僕、テレビ業界にずっといるから、人の顔を見る目は確かですよ。安田さんはちゃんと信念を貫き通して、たくさんの修羅場をくぐってきた「いい顔」に仕上がっているんです。目つきもいいし、例えば人斬り以蔵の役なんか似合うと思うんだけどなァ。

安田 先ほど人づきあいの話をしましたけれど、人前に出るのも苦手なので、無理だと思います(笑)。でも、テリーさんにそんなふうに思ってもらえただけでも、うれしいです。

テリー もちろん拘束の謎は追っていくとして、今後の予定は?

安田 自分には、今回の件を説明する責任があると思いますので、講演や書籍の形などで、きっちり果たしていきたいと思います。

テリー とはいえ、まずは年末年始、ゆっくり休んでください。今年のお正月はお雑煮が食べられますね。

安田 ああ、久しぶりに食べたいですね。心配させた妻や両親との時間も、大切に過ごしたいと思います。

◆テリーからひと言

 いろいろな批判があるのはわかるけど、やっぱり大した人だと思うよ。あの目と存在感でイケると思うから、役者の道もぜひ。

カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    エンタメ
    2026年03月08日 08:00

    最近のカルチャーシーンにドーンと鎮座するものに「昭和レトロ」がある。とりわけ主婦層の間では昭和歌謡や復刻家電、駄菓子風スイーツなどがSNSで大きな話題となり、「推し活」の一環としてグッズを集める動きが拡大している。しかし同じ「昭和回帰」でも...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    社会
    2026年03月09日 06:45

    例年よりも早い桜の便りが届いている、2026年の初春。東京では上野恩賜公園や代々木公園といった有名花見スポットは、記録的な円安で押し寄せたインバウンド客と、宴会制限が完全に撤廃された解放感に浸る日本人で、まさに足の踏み場もないカオス状態が予...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    社会
    2026年03月11日 06:45

    スマホの通知に追われる日常から、少し距離を置く。そんな「デジタルデトックス」では、若者が編み物や日記、フィルムカメラといったアナログ趣味にハマるケースが報告されているが、この流れは中年層にもじわじわと波及している。その背景にあるのは、仕事で...

    記事全文を読む→
    注目キーワード

    人気記事

    1. 1
    2. 2
    3. 3
    4. 4
    5. 5
    6. 6
    7. 7
    8. 8
    9. 9
    10. 10
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/3/10発売
    ■550円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク