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女性ファンが多い豊に人気タレントとの親密交際が発覚するのは、オグリキャップで有馬記念を勝った頃。お相手は現夫人である佐野量子だった。当初は「単なる友達です」と熱愛報道に激怒するシーンもあり、その直後、今度は畠田理恵(現・羽生善治夫人)とのデートが報じられると、量子夫人との交際は消えたかに見えた。結局、程なくして量子夫人との路上キスを写真週刊誌に激写され、交際を認めることになる。
そして95年6月、作家の伊集院静氏と女優・篠ひろ子夫妻を立会人とし、京都市の教会で挙式。テレビ番組での共演で出会ってから7年目のことだった。11月の披露宴には秋元康氏ら各界の著名人のほか、競馬学校同期の蛯名正義ら多くの競馬関係者が列席。出席者は1000人に及んだ。競馬関係者が言う。
「豊の人脈の広さをあらためて知らされました。競馬をアピールするためならどこへでも出かけ、誰とでも会う男らしい披露宴でした」
父・邦彦氏の管理馬で1000勝を達成した祝勝会を兼ねていたが、この時、出すことがかなわなかった「引き出物」がある。邦彦氏から「俺はダービージョッキーだけど、お前はまだ‥‥」と指摘された「3歳NO1の勲章」だった。
それが実現するのは、98年のスペシャルウィークまで待たなければならなかった。
「面と向かって言われなくても、ダービーシーズンになるとスポーツ紙には『今年こそ悲願成就なるか』との見出しが躍った。記録男のプライドがあり、ずっと気になっていたはずです」
と回想するのは関西のトラックマン。記録男は同時に、記憶男でもあった。
「毎週『競馬ブック』で全ての馬をチェックしています。乗ったことがない馬が話題になると、すぐにその馬の戦歴が出てくるほど」(栗東トレセン関係者)
と言うが、それは競馬だけにとどまらない。かつて密着マークした写真誌「フライデー」のカメラマンは、
「ホテルで隠しカメラを用意して待ち構えている時でした。すれ違いざまに『あなたには以前にも会っています』と話しかけられ、カメラが入っているカバンを手で押さえながら、『写真は撮らないでください』と言われたのにはびっくりしました」
ところで、スペシャルウィークのラストランとなる有馬記念ではグラスワンダーとゴール前の大接戦を演じるが、「勝っている」手応えがありウイニングランを敢行する。しかし写真判定の結果、わずか4センチ先着されていた。記憶力に秀でた豊でも勘違いすることはあったのだ。
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