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記事全文を読む→侍ジャパン3連覇への咆哮を聞け(8)「低反発球に慣れてきた余裕」
今大会、最も静かに、しかし最も強い思いを持っている選手の一人が村田修一(32)ではないだろうか。前回大会は重圧がかかる初戦から2試合連続で本塁打を放つなど、7試合に出場して25打数で8安打。
「飛ばないボール」を飛ばして打線を牽引しながら、第2ラウンド最終戦の走塁で右太腿を痛めて途中退場となった。
準決勝、決勝を前に無念の帰国を余儀なくされ、ドジャースタジアムでの歓喜の輪に加わることができなかったのだ。
今大会、当時の悔しさを晴らそうという男・村田の闘志は想像にかたくない。
「状態は早く仕上がっていると思う」
と順調に自主トレを終えたことを強調するのも、その表れだろう。
また、前回とは違ってレギュラーシーズンで統一球が採用されていることは、村田の気持ちに余裕を生んでいる。
「前回は高反発球から低反発球だったけど、今回は低反発から低反発。それを考えると余裕が出る」
WBC公式球にも不安を見せない右の主砲が再び米国で爆発する姿を見たい。
もちろん、前号でも触れた「88年世代」の2人も闘志を燃やしている。
3番を期待される坂本勇人(24)は、守備でも貢献したいと話すのだ。
「いつ何が起こるかわからない。(ショート以外の)他のポジションは簡単ではないけど、自分にできることはできる範囲でしっかりやっておきたい」
チームのためならという侍の一員としての自覚を持ち始めている。宮崎キャンプでは、WBC公式球対策も含めて、重点的に守備練習に時間を割くつもりだ。
そして澤村拓一(24)は、一軍合同自主トレから早くも捕手を座らせて投球練習。WBC公式球でスライダー、シュートも交えて力のあるボールを投げ込んだ。
「いいバランスで投げられている」
と、過去最高の仕上がりぶりを口にしている。代表に残れば新風を吹き込みそうだ。
盟主・巨人の主力メンバーを中心に、他球団からも実力と経験がある猛者が大集結。
昨季のパ・リーグ首位打者のロッテ・角中勝也(25)、パ・リーグ盗塁王の楽天・聖澤諒(27)にも意気込みを聞いたが、
「すごいメンバーなので、代表に残れるかどうかはわからない」
と口をそろえるほど、高いレベルでの最終メンバー選考が待っている。
キャプテン阿部は、
「このユニホームは、選ばれた人しか着られない。そういう思いをたくさん詰めながら、頑張りたいと思っている」
と、決意を語った。
3連覇という、これまでで最も大きな重圧を背負いながら、国内組だけでの意地をかけた戦いになる第3回WBC。
2月15日に宮崎で始まる強化合宿から、3月19日の決勝まで目が離せない。
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