スポーツ

大坂なおみを世界ランク1位に導いた「25秒の使い方」とは?

 女子テニス全豪オープンで優勝、男女合わせてアジア勢で初のシングルス世界ランキング1位となった大坂なおみ選手。決勝直前の1月25日に放送された「あさチャン!」(TBS系)では、元テニスプレイヤーの沢松奈生子氏と、学生時代に優秀なテニス選手だった石井大裕アナが、大坂なおみ選手を徹底分析した特集を放送した。

 大坂選手の著しい成長の一因といて取り上げたのがメンタルのコントロール。その中でも、ポイント間の25秒、つまり、前のポイントが決してから次のサーブまでの時間の使い方に、ポイントがあると同番組では解説されていた。

「昨年の全米オープンに続いて、全豪オープンでも25秒を厳守するために新しく『サーブクロック』が導入されました。これにより、ウォームアップの7分間やゲーム後、ポイント間の時間がより正確に計測されることになります。サーブまでの時間が25秒を超えてしまうと、『タイムバイオレーション』が取られてしまいます。過去にはナダルが自分たちは機械ではないと、この時間を厳格に取ることに抗議していました。この時間は選手にとって一つ一つのプレイを立て直す重要な時間なのです」(スポーツライター)

 沢松氏によれば、打ち合いでテニス選手の心拍数は180以上にもなり、25秒間でその心拍数を下げ、心を落ちつけて次のボールに気持ちを切り替えられるかが勝負なのだという。

「沢松さんが大坂なおみ選手の動きをビデオで解説していましたが、カッとなって一度はラケットに当たりそうになりましたが、大きく一つ深呼吸することで心も体も落ち着き、高かった心拍数がストンと平常に落ちるのだそうです。全豪オープンでの大坂選手は、たった25秒間で心も体もとても上手に切り替えられたのが素晴らしかったと褒めていました」(前出・スポーツライター)

 まだまだこれからの活躍が楽しみな21歳。次々と新しい伝説を打ち立ててくれることだろう。

(伊藤その子)

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