芸能

「昭和・平成」有名人の衝撃自死(3)沖田浩之、俳優転向の中で感じた「辛さ」

 1981年に「週刊少年ジャンプ」でスタートしてから現在まで、世界中のサッカー選手に影響を与えているサッカー漫画の金字塔「キャプテン翼」。

 現在も第4作目となるアニメがテレビ東京などで放送されているが、オールドファンを喜ばせているのは、エンディングテーマが第1作にも使用されていた「燃えてヒーロー」であることだろう。今、歌っているのは主人公の大空翼ほか登場キャラクターの声優陣だが、第1作では1980年に「3年B組金八先生」の第2シリーズで人気者となり、翌年「E気持」で歌手デビューして大ブレイクした、沖田浩之さんが務めていた。

 しかし、「キャプテン翼」が何度もアニメ化され、そのたびに多くの少年たちを夢中にする一方で、沖田さんは99年、自宅で首を吊って自死するという最期を遂げており、その肉声を聞くことはもうできない。

 沖田さんは、84年に歌手活動最後のコンサートを開催し、大手プロダクションを退社。個人事務所を設立して俳優業に専念したが、思うような活躍はできなかった。

「後に津川雅彦さんが代表を務めるグランパパプロダクションに所属するようになり、99年には、津川さんも出演していた『サラリーマン金太郎』(TBS系)に出演。企業乗っ取りをはかる敵役を魅力的に演じていましたが、『金太郎』の終了直後に36歳という若さでみずからその生涯に幕を下ろしました。当時、沖田の祖父、父親、兄、沖田と、3代で実に4人もの自死者を出していることも、衝撃的に報じられました」(芸能リポーター)

 若き日の沖田をよく知る武田鉄矢は、「今まで格好いい生き方してきた彼には辛かったのかもしれない」と、アイドル時代の絶頂を知るがゆえに苦しんだ沖田さんの心情を慮ったのだった。

(露口正義)

カテゴリー: 芸能   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<マイクロスリ―プ>意識はあっても脳は強制終了の状態!?

    338173

    昼間に居眠りをしてしまう─。もしかしたら「マイクロスリープ」かもしれない。これは日中、覚醒している時に数秒間眠ってしまう現象だ。瞬間的な睡眠のため、自身に眠ったという感覚はないが、その瞬間の脳波は覚醒時とは異なり、睡眠に入っている状態である…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<紫外線対策>目の角膜にダメージ 白内障の危険も!?

    337752

    日差しにも初夏の気配を感じるこれからの季節は「紫外線」に注意が必要だ。紫外線は4月から強まり、7月にピークを迎える。野外イベントなど外出する機会も増える時期でもあるので、万全の対策を心がけたい。中年以上の男性は「日焼けした肌こそ男らしさの象…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<四十肩・五十肩>吊り革をつかむ時に肩が上がらない‥‥

    337241

    最近、肩が上がらない─。もしかしたら「四十肩・五十肩」かもしれない。これは肩の関節痛である肩関節周囲炎で、肩を高く上げたり水平に保つことが困難になる。40代で発症すれば「四十肩」、50代で発症すれば「五十肩」と年齢によって呼び名が変わるだけ…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
【戦慄秘話】「山一抗争」をめぐる記事で梅宮辰夫が激怒説教「こんなの、殺されちゃうよ!」
2
巨人で埋もれる「3軍落ち」浅野翔吾と阿部監督と合わない秋広優人の先行き
3
神宮球場「価格変動制チケット」が試合中に500円で叩き売り!1万2000円で事前購入した人の心中は…
4
永野芽郁の二股不倫スキャンダルが「キャスター」に及ぼす「大幅書き換え」の緊急対策
5
「島田紳助の登場」が確定的に!7月開始「ダウンタウンチャンネル」の中身