スポーツ
Posted on 2019年07月24日 05:59

阪神が抱える「もうひとつの外国人助っ人問題」とは?

2019年07月24日 05:59

 阪神が緊急獲得した新外国人選手、ヤンハービス・ソラーテ内野手が「日本の対戦投手を研究したい」と言って、映像やデータ資料の提供を求めてきたという。マジメで研究熱心な「助っ人」の加入は頼もしい限り。しかし、阪神は「もう一つの外国人問題」を抱えていた。

「近年、甲子園球場のスタンドには外国人観光客のグループも見受けられます」(在阪記者)

 日本のプロ野球観戦を楽しむ外国人観光客の姿は、他球場でも目撃されている。メジャーリーグの取材に当たっている米国人ライターによれば、日本のプロ野球への好奇心によるものだという。

「外野スタンドのファンが、知らない者同士なのに、同じ応援歌を歌ったり、声をそろえてエールや手拍子を送る応援はメジャーリーグでは見られません。日本人メジャーリーガーの存在も当たり前のように定着し、日本の野球についても、次に米挑戦してきそうな日本人選手の紹介記事によって知られるようになりました」

 甲子園球場は高校野球の聖地でもあり、伝統のあるスタジアムとして、コアな米野球ファンが「行ってみたい」と思うようになったのだという。もっとも、アメリカの野球ファンは「連投」「投げすぎ」という批判から、日本の学生野球にも関心を持ったそうだが、「阪神ファンは特に熱い」と知り、タイガース戦を観光コースに入れているのだそうだ。

 しかし、日本のプロ野球が観光コースに加わったことで、対応が難しくなった点もあるという。

「雨天中止となった場合、その払い戻し方法で外国人観光客と行き違いが生じることもあるそうだ。『帰国してしまうので、どうしたらいいのか?』などの問い合わせがされますと、うまく対応できない時もあります」(関係者)

 今後、夏の甲子園大会においても、外国人観光客への対応が迫られるかもしれない。もっとも、IT関連企業の多いパ・リーグがスムーズな対応をやっているとの話は聞かれなかったが、伝統のある球場を本拠地とするタイガースは海外からの関心も高いだけに、一刻も早い対応をしなければならない。近年は外国人選手の不振に泣かされてきた阪神。もうひとつの外国人助っ人問題も完全には解消されていないようだ。

(スポーツライター・飯山満)

カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    社会
    2026年09月04日 07:00

    地上からは想像もつかない深海で、半世紀前に投棄された「核のゴミ」が静かに朽ち果てている――。米メディア「The Week」電子版が、そんな背筋が寒くなるようなニュースを報じた。フランス沿岸から約1000キロ離れた北東大西洋海域の水深約470...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    社会
    2026年09月05日 14:15

    東京都港区で8月に行われた「麻布十番納涼まつり」で、屋台の「冷やし蟹ラーメン」を食べた78人が下痢や嘔吐などの症状を訴え、3人が入院した問題で、新たな衝撃事実が判明した。東京都と港区は発症者31人と従業員2人の便からサルモネラ属菌が検出され...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    政治
    2026年09月08日 07:15

    アメリカ・アイダホ州の一部地域では、畑の土を外へ持ち出さないよう、厳しい移動制限が敷かれている。農機具も土を完全に落とさなければ、「発生地域」の外へは出せない。そこまでして封じ込めている相手が、肉眼ではまず見えない「線虫」だ。名前は「ジャガ...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    注目キーワード
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/9/1発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク