芸能

かまいたち、“プライドを捨てて”「ウチのオカン」ネタで笑いを取る!

 昨年12月の「M-1グランプリ2019」にて惜しくも準優勝に終わったお笑いコンビの「かまいたち」が、“プライドをかなぐり捨てて笑いを取りにいく姿”を見せた。出演した2月20日放送の「ダウンタウンDX」(日本テレビ系)にて、優勝をかっさらったライバル「ミルクボーイ」のネタをパクったのである。

 番組ではまずミルクボーイが、M-1でも披露したおなじみの漫才を披露。ボケの駒場が「毎週木曜日の夜10時からやっているダウンタウンさんの番組」と“ダウンタウンDX”をネタに振ると、相方の内海は「芸能人の家から私服から目撃情報まで全部出るんやから、芸能人のプライベートで成り立っている番組!」といったツッコミを返し、会場を爆笑のウズに巻き込んだ。

 そして席に戻ったミルクボーイはかまいたちに対し、「ツカミのネタを舞台でまるまるパクっていると聞いた」とクレーム。するとかまいたちの二人は真顔で「はい」と返事し、「あれ絶対受けるんですよ、尋常じゃない受け方する」と開き直った。さらに漫才そのものもパクってみせたのである。

「かまいたちは漫才の冒頭から『ねるねるねるねの2の粉をいただきました!』とミルクボーイのツカミをまるパクリ。そしてボケの山内が『ウチのオカンが好きなM-1チャンピオンの名前を忘れた。一人がマッチョで一人が角刈りやねん』とネタ振りすると、ツッコミの濱家がすかさず『ミルクボーイやん』と返すなど、みごとに完コピしていたのです。披露後には濱家が『すっごい作りやすいね、この漫才』、山内が『作っててすごい楽しい』と悪びれることなくミルクボーイ流漫才のスタイルを称賛していました」(テレビ誌ライター)

 ミルクボーイの漫才にはMCのダウンタウン・松本人志も「システムを作ったのがスゴイ」と感心。M-1グランプリの最終決戦で自分がかまいたちに票を入れていたのを忘れたかのようなベタ褒めぶりだった。そしてかまいたちも、負けた悔しさをも笑いに変えていたのかもしれない。

(金田麻有)

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